和山やま原作なので、キレイめな雰囲気の主人公たちからすると、全体的にちょっと違う風ではありますが、綾野剛のヤクザ然とした立ち振舞と砕けた雰囲気のギャップの作り方がとても良かったです。後半で少年とヤクザが打ち解けるあたりなどは彼の持つ弱らかな雰囲気もあって、彼の演技の面白さが詰まっていると思います。

作品全体としては「こんな青春を過ごしてみたかったな」と思わせる、わかりやすい話ではあるのですが、突拍子もない設定や全体的なキャラクターの面白さと大阪の言葉が相まって、気軽に楽しめる中にもオリジナリティのある作品に仕上がっていると思います。