外壁の仕上げ工事も終了し、内部の仕上げ工事も最終段階に入った。
この住まいの壁には、玉紙という和紙を貼っている。
玉紙は越前和紙をベースに撥水性・防汚性を持たせた仕上げ材で、機械漉きのため手漉き和紙に比べ手頃な価格で施工できる。
また石膏ボードに直貼りできるため、下張りの工程が必要無いのも特徴である。
和紙はビニールクロスなどの突き付け貼りではなく、重ね貼りで仕上げる。
矢印が指しているのが、重ね貼りの部分。
幅7㎜〜10㎜の重ね幅で貼ってゆく。
玄関ホールの壁は、下地処理が終了した状態。
プラン上、窓が採れなかったためトップライトを設けて光を取り入れている。
ほの暗い空間に上部からの光が降り注ぐ効果を狙っている。