この度、当社の指名・報酬諮問委員会、取締役会を経て、株式会社サイバーエージェントの代表取締役社長への指名を受けました、山内隆裕です。
簡単に経歴を述べさせていただくと、サイバーエージェントに2006年新卒入社しました。2006年というと就職氷河期と言われていて、新聞やニュースは不景気に関する事柄が多く、将来の先行き不安から銀行や公務員などが人気の就職先だった記憶があります。そんな中たまたま私が通学していた大学に藤田が講演にきており、そこで初めてベンチャー企業という言葉を知りました。仕事をするということが学生時代の私からすると、型にはまってつまらないのかも?と漠然と考えていた時期だったので、インターネット市場の可能性の話や新しい市場は若いほうが活躍できるなど藤田の話はユーモアに溢れ他の大人と違うというか、真逆だったので衝撃を受けました。面接を受け会社の雰囲気もわかり、サイバーエージェントのビジョンである「21世紀を代表する会社を創る」に胸を躍らせ、大きなことをしたいと意気込んで入社を決意しました。入社してからは子会社の立ち上げを中心に行い、ABEMAのCOOやメディア&IP事業などを担当してきました。
今回の社長交代の件を最初に聞いたのは4年ほど前の役員合宿で、人事資料を見ていた藤田が社長交代をすると言ったとき、理解が追い付かなかった記憶があります。当たり前にいると思っていた創業者の藤田から社長が変わるということはそれほど衝撃的なことでした。役員合宿では中長期目線での経営アジェンダが多いので、10年先を見据えたときに役員や幹部がその歳になった顔写真付きの体制図が載っていてそれをもとに議論するうちに、これは目を背けてはいけないアジェンダなんだと気づきました。
社長研修が始まり、研修は選抜されたメンバーで約3年半かけて行われました。研修を通じて社長業の大変さを痛感していたため、今回の指名を受けて、責任の重大さを感じて自問自答する時間が増えました。創業者である藤田と同じように会社を成長させられるか、社員や株主やお取引先を失望させないかなど考えればきりがありません。藤田と話すうちに、いくら事前に考えてもなってみないとわからないことが多い。実際にその立場になって初めてわかることがあるのだと気づかされました。当面は引き継ぎに集中し、2年後を目途に私から会社の新体制と中長期ビジョンを発表し、4年以内に社長業の約8割の引継ぎを完了する予定です。
社長研修を通じて再認識したのですが、サイバーエージェントの競争力はカルチャーであり、人です。社員のやる気を最大化し、挑戦と変革を続けて今に至ります。私自身もその一人でした。仕事に熱狂することで、様々な経験をし、仲間が増え、成長してきました。入社して20年ほど経った今、「21世紀を代表する会社を創る」をチームサイバーエージェントの皆で実現させたい。藤田からの大切なバトンをしっかりと受けとり、その火を絶やさず次の世代、さらに先の世代へ引き継ぎ可能にし、大きな炎を灯し続けていけるような会社になるよう私の使命を全うして参りたいと思います。
最後に、今後社長としての発信をブログでしていきたいと考えてますのでどうぞよろしくお願いします。
山内隆裕








