もう先延ばしにはできないかな…。

 

 

キャリアの転機にいることをひしひしと感じていた。

 

 

フリーでやってみたい気持ち。

ちょっと怖い気持ち。

うまくいかなかったらどうしよう…。

 

居心地のよい関係を解消する不安。

 

安定的な収入を得るのか、

それとも…。

 

 

昔ほど手がかからないまでも、

子どもは大きくなっている。

 

 

今どきめずらしくはないけど、年齢的に遅めの出産。

 

二人目が生まれて生後8か月で母が亡くなった。

 

実家が近く、

仕事との両立で頼りにしていた。

 

両立をがんばってきけれど、しんどかった。

上の娘が1年生、下の息子が年長のとき、正社員をあきらめた。

 

 

保育園に預ける

シルバー人材の人に夕方から手伝ってもらう

食材を宅配にする

 

 

いろんな工夫も頑張ってみたけれど、

共働きで、役割分担もしたけれど、

 

心のどこかで

母親らしく、女性らしくと思っていたのかな。

 

仕事は時短勤務とはいえ、

日中は会議やら電話応対など集中できないから

企画は家に持ち帰る。

 

一人ひとりの抱える仕事も多くて、

マルチタスクをみんな抱え込んで、

不機嫌な職場だった。

 

 

イライラきたり、

泣きたくなったり、

不安になったり、

 

家のこともちゃんとしたかったり、

八つ当たりもしたり。

 

体調も悪くなって、

両立が難しくなって、

正社員を辞た。

 

 

将来に向けて資格を取り、自分で長くできる仕事をしたいと思った。

 

そしてその思いの通りに、資格をとり、

資格が活かせて両立ができる経験を4年間積んできた。

 

上の子は中学生になったとはいえ

まだ数年は続く子育て、

キャリアの再構築が必要な年齢になってきたという自覚。

 

 

何かが起こったわけではないけれど、

私の心の中ではっきりと変化しているのが分かっていた。

 

 

心がモヤモヤしたら、それは転機…。

 

 

立つのは今かな。

 

キャリアコンサルタント以外の特別な資格はない。

 

あるのは本気になって知恵を絞ってきた経験。

 

 

いろんな言い訳をして

あきらめたほうがいいのかな、なんて思ったけれど、

 

 

リスクはないのだ。

 

 

やってみたらいいじゃない。

 

怖いけれど、やりたかったんでしょう。

 

 

自分の心に素直に活動している人、

最近うらやましく思っていた。

 

 

私もかつては、ウソかホントか

「素直偏差値」が高いと言われたこともある。

 

 

やりたい気持ちは十分高まっているのに、

このまま「居心地」で流されてしまったら、

 

これから子どもたちに

チャレンジとか

夢とか

言えない…。

 

キャリアとは、人生そのもの…。

 

そんなセリフなんてこの先言えないかもしれない。

 

 

 

そんな風に思って半年の間、

このグルグルから抜け出すために

 

必死で考え、

本を読みあさり、

人に会い、

 

言葉にしてきた。

 

 

そして、決めた。