この前、子供と凧あげに行った。

ゲイラカイトという大目玉の懐かしい凧だ。

値段だけ見て他はあまりよく見て買わなかったので

なんかちっちゃいゲイラカイトを買ってしまったようだった。

公園に着いて凧を組立て、子供に引かす。

初めてなのでうまくあがらない。

走っている間はあがるけれどなかなか風にのってくれない凧。

ぼくもやってみたがうまくできなかった・・・。

なんとか糸を送るだけでいい状態まであげられたので

子供と交代。

上空は激流が吹いているので

ぐんぐんぐんぐん！あがっていく凧。

糸がなくなる寸前まで滑り出す。

「凧、宇宙まで飛び出したらどうしよぉ～！！！」

って子供が心配した。

すごい空の上でびしっとびりびり泳ぐ凧。

子供は風の流れに身体ごと持って行かれそうな凧の糸の緊張を

神妙な顔で切り回していた。

ぼくが糸を手繰り寄せ始めたが

風がおもたく降りてこない。

何百回手繰り寄せてもまだ凧は雲にいるようだ。

帰って来た凧を見て

「あっ、凧に雲がくっついてる！」

「えぇ！？たべたい！！」

少しがっかりしながら子供は

満足げに空を見上げながら歩き出した。

また行こう。

もっと大きな凧とながい糸で。

凧あげ。