３月20日

いよいよ滑走です。

すると、偶然、下からボーダーの方が登ってきて、私の滑走を撮影してくれるという合図を出してくれたのです。なんという奇特な方でしょう。

撮っていただいた動画の一部です。

その場でAIR DROPで送っていただきました。ありがとうございました！

しかも、私は、初めて来たのでよくわからずこの斜面を滑り始めたのですが、姥が岳の大斜面と呼ばれているのは、もっとスキーヤーズライトにあるということまで教えていただきました。「このまま滑ると、ちょっとした落ち込みがあるし」、とも言われ、おっと危なかった💦

そうです。昨年、月山スキー場でクレバスに落ちたパトロール隊長が亡くなったのを覚えています。まだ時期的に大丈夫でしょうが、クラックには要注意です。私も一度落ちたことがあるので。

姥が岳の大斜面

誰もいない斜面を独り占め～

快適に滑り始めた大斜面でしたが、その下部付近から雪質が変わり、ストップスノーに。楽しみにしていたブナ林のツリーランのはずでしたが、もうノッキングしまくりで大変なことに。

雪は、生コンクリートのようですし、スキーも登りの時のようにシールを付けたまま滑っているような感じです。滑らないし、前につんのめるし、とてもテレマークターンどころではありません。慎重にスピードコントロールをしながらアルペンターンで下山です。午後の光が木々の影を長くしてくれます。

ブナの美しい広場。

ストップスノーに苦しむ私を救ってくれたのは、湿雪に強いという「ノットワックス」。これを一塗りしたところ、状況は大幅に改善。かなり楽になりました。もっと上部で塗っておけばよかった…。

こんな空間を一人で楽しめるなんて贅沢すぎます。

無事に下山できました。ここから再び歩いて駐車場まで。

　地図を見ればわかるように、あとちょっとで月山の山頂でした。惜しかったなあ。登り標高差1112m、移動距離は往復で14.2㎞。非力の自分としては結構頑張りました。

月山は、道路が開通し、リフトも動き出してからの方が圧倒的に楽でしょうね。楽チンをとるか、静けさをとるか、どちらも良さそうです。

また月山を滑ってみたいです。そのためには、今季昇格枠が３つありますから、町田・ヴェルディとともに山形もJ１昇格しましょう！

月山BCスキーツアー④