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本日は5月5日に行われたお祭りの事務局会議が行われた
これが実質一番本音を言える終了後の会議
行政に対する思いを正直に言った
このお祭りは今年で63回を数えるほど長く続いているお祭りなんだけど、ピーク時だった
時代から考えると現在はかなり規模が縮小し続けている
それは少子高齢化社会による人員不足であったり景気不振による予算削減だったりする
訳なんだけど、根本的な問題はそんなところには無いんじゃないのか?
いや勿論、人員と予算も現実的に大きな問題となっているんだけどね

でも、本当のところは地元の人間の中にある意識なんじゃないか?

今年のお祭りが始まる前に行政の方からこのお祭りを民営化しては?との意見が出ていた
民営化して住民全員が参加するお祭りにしよう
凄く言葉の響きは良かった
俺も最初は人が集まればと思った
でも、現実的な事を考え出した場合、全然違った
行政の関わりが少なくなったお祭りを小さな田舎町で年に一度の最大のお祭りとするのか?
行政も地元住民だよね?

気がついたら俺は言いたい事を全て言っていた
かなりトゲのある言い方にもなっていたかもしれない
実際、係長は顔をしかめていた
でも、言わないと何も始まらない

俺は行政の一部に言っているのでは無いんだよね
行政自体の意識向上をお願いしたい
同じ住民だから

半世紀以上にわたって行われてきたこのお祭り
今は一番困難な状態なのかもしれない
昔に比べたら人でも予算も来場者も少なくなった
でも、このお祭りを終わりにしたくはない

このお祭りが他のお祭りと違うのは子供の為のお祭りだと言う事
俺も子供の頃にはこのお祭りが楽しみだった。大好きだった
そして今はその大好きなお祭りを運営する立場にいる
だから自分の子供の世代にも楽しんでもらいたい
大好きになってもらいたい

そして今後もずーっと続いてもらいたい
地元を離れた人にも帰って来た時に楽しんでもらえるお祭りであって欲しい

だからこそ会議では正直な事を堂々と言った

うん、来年も頑張ろう