連日の茹だるような暑さと日射し。
そして、突如発達する雨雲がもたらす激し
い通り雨などに翻弄されながら行ってきた
稲刈りも・・・


刈り取った後の籾摺りも・・・






玄米の袋詰めまでも全て完了し・・・
あとはお得意様に出荷するのみとなった。


お盆休みは例年こうして農作業三昧のうち
に終わっていくのだが、こうしてゴールが
見えると、本業でもないのに何故か達成感
に包まれている。

まぁ、両親も気持ちは若いが年老いてきた
から、あらゆる面で息子である僕がサポー
トしていかないと怪我でもされたら困ると
いう事情もあるからだけど・・・。

まぁ、とにかくあらゆる意味で無事に終わ
って一安心ニコニコ

・・・ところで、
稲刈りの最終盤には
年末に必要となるあるものを確保せねばな
らない。

そのあるものとは
籾を脱穀した後に残される稲の茎、
いわゆる『稲藁』だ。

コンバイン内で脱穀された後にできるこの
稲藁は脱穀直後に内蔵されたカッターで細
かくカットされ地面に落下する仕組みとな
っている。

しかし、このカッター機能をキャンセルす
ることも可能でそのまま(カットせずに)上
の画像のような稲藁として取り出すことも
出来る。

この機能を使って取り出した稲藁の活用方
法は一般的に家畜の飼料や燃料等々、多岐
にわたるが、

我が家の場合はこれを新年を迎えるために
飾る『しめ縄』の材料として使う。

しめ縄は年末のスーパーやホームセンター
などに行けば容易に手に入るものではある
が、家にある祠や自治会内にある社などに
飾るしめ縄は長さが様々で既製品では賄え
ないし、自身の田んぼで採れた稲藁を奉る
ことで五穀豊穣を願うという意味合いもあ
ることから昔から続けられているので今も
継承している。
コンバインから落とされた藁をこうして束
ねて立たせて暫く天日干ししてから年末に
使うまで倉庫に保存しておく。


新年を迎える準備はこうしたところから
既に始まっていたりする・・・。