コロナ禍が長引く中、氏神様も、その分嗣にあたる僕の暮らす自治会内の小さな社でも、去年は例年開催される秋季大祭が中止となったが、今年は今のところ規模を大幅に縮小して2年ぶりに開催する方向で準備が進められている。


僕は大祭で奉納する獅子(舞)の保存会副会長をやらせてもらっている関係上、大祭を開催する前段取りとも言えるご祈祷を受ける為に、今日会長と共に獅子頭持参で氏神様を訪れていた。


本殿にお参りをし、宮司にご祈祷をして頂き、滞りなく済ませることが出来・・・
通常であればこの後、氏神様の前で舞を奉納するのだが、件の事情で行えない為、そのまま自治会に戻り本日の予定は終了となった。

この後、10月第2週の週末に例年であれば自治会内の各お宅を一軒一軒、このご祈祷を済ませた獅子で舞を披露して回るのが仕来たりなのだが、今年は自治会内の頭屋(とうや)側と相談の結果、感染防止の為行わず、地元の社での舞の奉納のみ一回だけ行うことで合意している。
他の地域と同じく、当地も高齢化と後継者不足が進む田舎である上に、この状況が重なったことで大祭の人出はかなり少ないと予想されるが、地元の文化の火を消さぬよう、感染対策をしっかりと行いつつ、舞を奉納し続けて行きたいと思う。