中学からの友人 vol.2
File4:「中学からの友人 ~受け身人間~」
東京に住む彼女の結婚式に招待された。
彼女「一泊するよね?ホテル予約入れとくね~」
ワタシ「よろしく~ありがとう~」
親切にも彼女はホテルをとってくれた。
披露宴が行われるホテルだった。
当日は飛行機、JR、地下鉄・・・
地方に住んでいる私は慣れない東京で一苦労しながらも、やっと結婚式会場に着いた。
滞りなく彼女の式は終った。
彼女の両親にも久々に会ってご挨拶した。
二次会。周囲に私の知る人は誰一人いない。
この上なくつまらない二次会である。
テンションも上がらず、もう帰りたい気分だった。
彼女が予約してくれた部屋に戻り、一息ついてるとき、彼女は今から旦那とその友達と飲みにいくからと言って誘ってくれた。
断るわけにもいかず、黙ってついていった・・・
案の定、ここでも誰も話す相手がいない・・・
彼らは彼らで盛り上がっていて、全く訳分からない話をしている・・・
か~な~り引いている私↓
やはり来なければ良かった・・・大変後悔した。
部屋に戻り、一夜明けた。
朝、彼女から電話があり、彼女たちは先に帰るとのこと。
彼女とお別れをかわし、私も出ることにした。
ホテルのフロントでキーを返す。
「7500円でございます。」
「・・・・・・」
えぇっ!?そんなにすんの?!
財布を見ると一万円札が一枚入っている。
帰りの交通費に残しておいたものだった。。。
渋々支払う。。。
帰りに銀行に寄って帰らなければならない羽目になった。
しかもここは東京。
地方の銀行なんてどこにあるわけでもなく、重い引き出物を手に持って、苦労しながら探した。
疲労困憊で彼女の結婚式に来た自分を恨んだ。
結局、交通費、宿泊費・・・招待された私は自ら全部を支払った・・・
思った以上の出費・・・(苦笑)
こんなだったらお祝い金、減らしておくんだった(苦笑)
普通、交通費か宿泊費は招待する側が支払うものだと思っていた私がバカでした↓
(しかも彼女の両親も何も考えなかったんだろう・・・)
先々自分の結婚式に彼女を呼ばなくてはならないが、本当は来てほしくない・・・
私はこれがきっかけで彼女との付き合いでは距離をおくことにした。
このままだと自分の性格では破産しそうになる。
これを読んだ方は相手は友達だし、金じゃないとか金額じゃないとか思われるかもしれないが、
「親しき中にも礼儀あり」。
付き合いに必要な「最低限」の気遣いは必要だと思う。
それが無ければ友情や信頼関係は長続きできないものだと思う。
この場合はお互いのモノの価値観が違っただけなんだろうけど・・・
中学からの友人 vol.1
File4:「中学からの友人 ~受け身人間~」
モノの価値観は人それぞれ異なるものだが、やはり親しき中にも礼儀あり。
これが無いと親しい関係も徐々に薄れていくものだ。
特におカネについてはそうだと私は思っている。
彼女は中学からの友人。
大学で離れ離れになったものの、腐れ縁でずっと連絡を取りつづけている。
学生の頃はそうでもなかったが、社会人になってから私は彼女に違和感を覚えるようになった。
食事に行っても、どこか出かけても絶対自らお金を出さないのである。
私は社会人になってから車が必要不可欠な生活を送っていた。
車通勤だったし、交通の便も不便だったので車がないと生活ができない。
時々彼女は私の家に泊まりに来た。
そして私の車に乗ってよく旅行に行った。
そこで発生する交通費・・・高速代にガソリン代。
諸費用はまとめて割り勘にするのが通常だが、二人だったしその場その場で・・・と(私だけ)思い、出発。
高速は往復かかるので、片道ずつ出すものだと私は(勝手に)認識していた。
往路、彼女は出す雰囲気が無かったので私が出した。
復路、当然彼女は出してくれるであろうと待っていた。が・・・・出さない。
結局
「・・・・ごめんけど、出してくれないかな・・・・」
なんて言いたくない言葉をかけるに至る・・・
こういうことが多々あった。
おカネのことで、いちいち細かく気にしたくないが・・・
ホンネは違う。
旅行中、こちらは始終運転で疲労もたまる。
ガソリン代だって結構かかるものなのだ。(ガソリン代も結局自分もち)
でも彼女にはそんな気遣いが全くないのだ。
常に受け身で自らは何もしようとはしない・・・
友人だからリラックスしすぎて気に止めないのかもしれない。
いや、元々こういう人間だったのかもしれない・・・
徐々に本当の彼女がわかってきたとき、彼女は元々そういう人間なんだと決定付けることがあった。
いや彼女の親からそうなんだ・・・
それは遠方に住む彼女の結婚式に招待された時だった。
次回へつづく・・・
面接先の総務の彼
File3:「面接先の総務の彼 ~ロマンチスト男~」
先日、某企業に求人応募をして一次面接に行ってきた。
面接の段取りを説明してくれた総務の採用担当の方。
年は50代前半だろうか・・・
わかりやすく丁寧に説明していただき、好印象だった。
面接が開始。
3対1で多少緊張したが、自分の想いははっきり伝えられたと思う。
途中で笑いもあり、思ったより和やかに事は運ばれたと思う。
でも緊張したせいか、顔がこわばっていた・・・
面接も終わり、帰る頃になって、総務の担当の方がその部下(らしき人)に私に社内を案内するように命じた。
彼の年は20代後半だろうか・・・
背は高く、見た目は少しふくよかな感じ。
彼は丁寧な口調で私を社内へと案内してくれた。
社員の方がどんな社内生活を送ってるのか等、細やかに説明してくれた。
私は「なるほど・・・」と頷きながらその説明を聞いていた。
見た目より、物腰の落ち着いた、しかしはっきりとモノを言うような印象を受けた。
彼はどうやらここ数ヶ月前に入社したばかりらしく、まだ日が浅いとの事。
だからか彼の話はかなり現実的に聞こえた、と同時に信頼できた。
社内を見学後、彼は出入り口まで見送ってくれた。
私「今日はどうもありがとうございました。」
彼「こちらこそ、わざわざお越しいただきありがとうございました。」
私「お返事お待ちしていますので、どうぞよろしくお願いいたします。」
彼「はい。またお越しください。・・・あ、お気をつけてお帰りください。」
お越しくださいって、面接パスしないとわかんないんですけど・・↓
私「・・・・失礼いたします」
変な空気の漂うなか、私はその場を去った。
二日後。
その彼から二次面接の案内メールが来た。
私はお礼のメールを返信した。
そして持参するものはないか尋ねた。
翌日。
彼からの返信メール。
「(中略)二次面接の際は、ぜひ健康にご留意下さいましてお越しください。
当日にご持参くださるものはございませんので、
先日同様の笑顔だけで結構です。(以下略)」
・・・・・・・・・・・・(-_-)
・・・この人、ロマンチスト?
面接受ける人に対してこういうことを言える・・・ということは・・・
余程私に気を許しているに違いない!(勘違い)
二次面接、いけるかも・・・(大勘違い)
と変な期待を胸に、次回二次面接に臨む予定である。
面接より、ロマンチスト彼の応対が楽しみである・・・
('-'*)フフフッ....
12歳年上の彼女 vol.1
※実体験を元に書いてます(笑)
File2:「会社の彼女 vol.1 ~12歳年上の世話好き女~」
新卒で入社したA社で知り合った彼女。
既婚、子供なし。
入社したての頃、新しい環境になかなか慣れず右も左もわからなかった私に、優しく手を差し伸べてくれたのが12歳年上の彼女、Yさんだった。
彼女は派遣社員で事務員として私より2ヵ月前に採用されたとのこと。
彼女もまた入って間もなかったのだ。
入社したのが同じ時期だったこともあり、話がよく合った。
趣味も似ていて、陶器が好きだったり、彼女の好きな音楽には私も共感できた。
偶然にも家が近く、同じ方向だったのでよく一緒に帰宅したものだった。
私と彼女は別の部署だった。
だけれど彼女は、新卒で新生活を不安がっていた私を励ましてくれた。
毎日にように新しく購入したマンションに招いてはご馳走してくれた。
私はそんな彼女を姉みたいな存在だと思い、頼りにしていた。
そういう生活が1年ほど続いた。
その頃には彼女は私をかわいがるというより、「何もできないおバカさん」呼ばわりするようになっていた。
ある日、会社の同僚と共に飲みに行く事があった。
ほろ酔い気分で帰る途中、彼女は私に対し、犬を扱うように「チッ、チッ」と舌打ちしながら手を差し、エサをやるような仕草をした。
エサをやるから一緒に帰ろうと言うのだ。
短い人生の中で舌打ちして呼ばれたのは初めてだった。
と、同時に屈辱感を受け
「私、犬じゃありませんよ!」
と注意した。
彼女はハッとして、黙ったままきびすを返して一人、帰っていった。
私はそんな彼女を追いかけることもなく、見送っていた。
もはや私は一年前の私ではなく、「社会人」になっていた。
このときから私のOL生活は女の執念に翻弄されることになっていく・・・
続く・・・(笑)
ハローワークの彼
File 1: 「ハローワークの彼 ~指パッチン男~」
先日ハローワークへ行ってきました。
良い求人がないかなと検索して、良さそうなのがあったので相談窓口へ。
順番待ちのため番号札を取り、自分の番号が呼ばれるのを待ちます。
順番が来ました。
見ると相談相手は誠実そうな30後半くらいのおじさん・・・ともお兄さんとも言いがたいお方。
この人だったら相談に乗ってくれそうだと思い、求人票を見せてはいくつか質問。
彼 「ちょっと担当の人に聞いてみますね」
彼はそう言ってさっさと電話をかけ、応対してくれた。
おぉ!
電話の苦手な私。これは使える!と思い・・・別の求人票を出しては
私 「こちらの求人は、もう採用は決まったのでしょうか?」
彼 「すぐわかるから、ちょっと待ってくださいね。
・・・(PCで調査)・・・・・・・まだ決まってないですね。ちょっと電話して聞いてみましょうか」
と、ぱぱっと処理してくれる。
おぉ!
彼の応対のすばやさに私は好感を覚えた。
電話する彼。
採用担当者に変わるまでに少し待たされている様子・・・
黙って彼は私を見ていた。
私も目のやり場に困り、笑顔で返す。
ここで何かが起こったようだ・・・
電話での応対を済ませ彼はこう言った。
彼 (横柄な態度)「担当者がいなかったんだけど、こういう場合は紹介状を出すから
直接面接日を決めてもらうことになるよ」
私 「あ、わかりました。担当者の方いらっしゃらなくて残念です」
彼 「ん?資格取ってるんだね。すごいね~。どうやって取ったの?」
私 「いや、特に勉強はしてないんですが・・・」
彼 「でも問題集とかやったでしょ?」
私 「はぁ・・・」
彼 「大丈夫だよ!」
と最後に言い放ち、彼は私の目前で、「ポール牧」のように指パッチンをしてキラリン!と満面の笑み。
ゲゲ・・・
かなりサムい・・・
ここを早く去りたい・・・
と、思ったのもつかの間、彼は突然、
ゴホッ!ゴホッ!
と激しいセキをした。
( ̄□ ̄;)!!
・・・風邪なら休めよ・・・
私 「か、風邪ですか?」
彼 「あ、すみません!すみません!」
私 「今インフルエンザが流行っていますもんねぇ・・・」
彼 「いや、インフルエンザじゃないの。ただの風邪」
彼はそう言って、自分の頭をなでる・・・
なら、マスクくらいしろよっ!
私 「あぁ、大丈夫ですか?」
彼 「すみません、すみません。もう原因はわかってるんだけどね・・」
私 「へ?」
彼 「うちの内部でいろいろあってね・・・」
私 「はぁ・・・」
彼 「もう大変・・・」
彼は近所のおばさんと喋っているように話かけた。
その目は・・・涙目だ・・・
私に一体どんなコメントを求めてるのですか・・・あなたわ・・・
私 「まぁ、どこでもいろいろありますもんねぇ」
私は早くその場を去りたい一心だった。
(半ばムリヤリ)
私 「では、今日はありがとうございました。」
彼 「はい、こちらこそありがとう。」
もう最後はタメ語ですか・・・
他のハローワークの相談役の方もこんな感じなんでしょうかねぇ・・・↓
笑顔を返した私が悪いのか?!
来週もまたハローワークへ行ってまいります。
ブログ開始記念!
はじめまして。
昨年、人生の中でも最も人と関わった年でした。
しかもあくの強い方ばかり。
こりゃ、ネタにできるぞとブログを立ち上げるに至りました。
結構人を公平に見るようにしている性格ですので、その人が良い悪いではなく、ただのネタとして楽しんでいただければと思います。
楽しめるだけの文章力があればいいんだが・・・
週に一度の更新ができればいいなと思ってます。
よろしく~♪
