ミャンマー人の知人やミャンマーに関係する日本人の知人が多いので、2月1日に起こったクーデター以降、デモ隊に対する国軍の残虐非道な弾圧行為に対して怒り、悲しみを日々感じている。もちろんそんな中でも屈服せず、平和的に抵抗するミャンマーの人達に敬服している。早くこの最悪の状況から脱却し、昨年の選挙結果を尊重した自由で平和なミャンマーに戻ってほしいと願わずにはいられない。

 

特に政治的な活動や発信をしたことはない。だがこの件については何とかよくなってもらいたい。知人達が連日のように現地の情勢をSNSで発信している中、自分が何かできるわけでもないが、今の勤め先も現地に事務所機能はあるし、営業展開している地域の一つなので、組合(経由会社)に質問を送ってみた。反応無いかも知れないし、あってもはぐらかされるだろうけど、始めからダメもとで。

 

(要約)

①この事態における現地事務所のミャンマー人スタッフへの対応について。一部の日系法人ではデモ参加を禁じ、通常業務に当たらせているという情報もある。これは国難に直面した現地市民の思いを無視する行為であり、現地の対日感情悪化のみならず営業展開への悪影響や製品ボイコットにもつながりかねないセンシティブな対応が求められている状況かと考える。

 

②日本政府が軍への関与を断ち切り、選挙結果に基づいた政権を承認することが、長い目で見て日本企業のミャンマー展開を発展させる最良の道と考えるが、現状「軍とのパイプを通じた説得」に重きを置いて立場を明確にせず、時には国軍政府を承認するかのような言動も見受けられる。現地での信頼を得ることで当社のミャンマー展開を更に拡大していくためにも、組合が支援している議員に政府へもっと働きかけて頂きたいが、まずは本件における議員の見解を伺いたい。

 

翌日、早速組合からもっと話を聞かせてほしいと連絡があり、月曜日に面談。現地にいる知人等から得た知ってる限りの情報を話した所、上層組織の電機連合に提議してくれることになった。ま、すぐに何か動くことではないが、末端から意見があるのと無いのとでは違うとのこと。他にできることと言えば、現地の平和を祈ることだけではあるが…。ミャンマーの人達、がんばってほしい!