最近出勤・帰宅の道中、こういうヤツが目立つようになった。
 
①歩く位置が反対な上、ブレるヤツ
自宅から駅まで徒歩20分。歩道を一直線に歩くのだが、当然我々駅側に向かって歩く者と、駅側からこちらへ歩いて来る者がいる。何せ狭い歩道なので、歩道の左右一方の端を歩かないとぶつかってしまう。これまでは双方共に「右手に寄って歩く」という暗黙のルールがあり、割とスムーズであった(駅に近付くとちょっと乱れてくるが)。しかし最近、家を出たあたりから既に左側に寄って歩いている者が目立ってきたのである。こうなると、向かいから来る人々は右手に寄って来るので、バッティングするようになる。きちんと右手を歩いている僕より少し手前をこの連中が歩いている時、面倒なことが起こる。バッティングした時、向かいの人間がそろって僕が歩いている側によけてくるので、こっちがその都度左側によけてやらないとならない。つまり自分達が歩いている時だけ、勝手に左寄り通行にルールを変えてしまっているのだ。
 
             ↓  |○     |
                |○     |
                |  →   |   ○・・・駅から歩いてくる人 
                |●   ↓ |   ●・・・駅へ歩いていく人
             ↑  |     ○ |
                |     ● |←僕
                |       |
 
いっそこいつらを早歩きで追い越し、僕が右寄りルールに戻せばいいわけなのだが、この左寄りグセのある連中に限って、競歩の選手かと思うぐらい歩くのが超早いヤツが多い。さすがの僕でも追いつかない。わかった。僕も石頭になるつもりはないので、彼等がそんなに左側ルールにしたいのだったら、そうしよう。彼等が僕の前をあくまで左側に寄って歩くというのなら、僕も左側に寄って歩こう、となるのだが、この連中、そこがどうもはっきりしない。バッティングする時、いつも向かいから来る人々が「妥協」すればいいのだが、連中もまた結構「妥協」するのである。
ある日彼等に習って左側に寄って歩いていると、前の連中、バッティングした途端、急に右によけるので、後続の僕が今度はバッティングしてしまった。ちょっと観察していると、連中は「ただ何となく」歩いてるだけで、左側を歩いてる割には、向かいから人が来ると、その時その時左右によけているのである。向かいから来る人に気を使っているつもりでいるのかも知れないが、その都度歩く位置をブレられると、迷惑するのは後ろを歩く人間である。こんなヤツが増えると、やがて駅から来る人は「左右どっちを歩いても向かいから来るヤツは必ずよけてくれる」と思うようになり、狭い歩道は無法地帯のように双方左右メチャクチャに歩く状態になる。朝から不快なので、ほんと何とかしてほしいもんだ。
 
②乗車時にムリに横切るヤツ
朝の通勤時、ホームは人で溢れているため、電車が来るギリギリまでホームの端を人が行き来している。一旦締め切り扱いの整列乗車は、電車が来たら、各列がドアの前に移動し、乗客の降車後、一回ドアが閉まるのを待ってから乗り込むルールだ。だが列の人々がドアの前に移動する時になってもホームの端を強引に横切ろうとするヤツがいる。ドアが開くのを今か今かと待ち、早く乗り込んで席を確保しようとしているのに、そんな中わざわざホーム端側を歩いて、並ぶ列に体当たりしてまで無理矢理抜けようとする無神経なヤツがいる。ちょっと前までは電車が来る際にホーム近くを歩かせないように駅員が「通せんぼ」のポーズをとっていたのだが、最近駅員もなぜかそれをやらなくなり、こういうヤツが増えてきた。このままだと、そのうち誰かがホームに落っこちるんじゃないかと思う。ルールがある以上、やはり誰かが監視して誘導しないとならないのかな。
 
    |電車扉|
-------     ---------------------------             
ホーム   ○  ○ ←● 無理矢理通ろうとする
      ○  ○
      ○  ○
 
③整列乗車がちょっとわかってないヤツ達
地下鉄に乗り換え、再び整列乗車の列に並ぶ。こっちの乗車モラルはもっと問題アリである。
 
ケースA(後から来て勝手に列を作るヤツ):普通は扉を挟んで左右から乗り込むので、二列に並ぶわけだが、既に二列に並んでいるにもかかわらず、それを無視して別の場所に立ち、気が付くと列が三つも四つもできてしまっている。でも乗り場所は同じなので、結局列同士がバッティングし、割り込み合いになる。
 
ケースB(先頭なのに立つ位置がおかしいヤツ):整列乗車の立ち位置は決まっているのに、そこから微妙にずれてて、並んでるのか並んでないのかわからないヤツが先頭にいる時、後ろはどう並んでいいのかわからず、ケースAと同様列が複数できてしまう。
 
ケースC(乗車位置をわかってないヤツ):電車が止まる時、ドアの位置と列の位置は微妙にずれており、列は電車が来るのと同時にドアの位置へ移動して乗る。当然左に並ぶ人はドア左側から、右に並ぶ人はドア右側から乗り込むわけだが、電車のドアの位置がすこしズレてるために左に並ぶヤツがそのまま動かず、ドア右側から乗ろうとして、右に並ぶ列とバッティング、割り込み合いになる。しかもこの時ドア左側はガラ空きになるので、こっちからは元々並んでないヤツがゾロゾロ乗り込むことになる。
 
-- |電車扉|-----------------
  *    ●  ○    ほんとは●が*の位置に移動すべきなのに
      ○  ○    動かず、右扉から乗ろうとする
      ○  ○
      ○   ○
  整列乗車立ち位置
 
ケースD(確信犯的に並ばないヤツ):ケースCに書いたように、電車停車時にドア位置が少しズレることをわかっていて、始めから列に並ばず、ドアが止まる位置に立って待ち構えている無法者もいる。ケースCのように行列に並ぶ人間の中に乗車位置がわかってないヤツがいるため、そこを狙ってドア左側から乗り込むズルい連中である。ただ問題はこの無法者だけでなく、列に並ぶ側も乗り位置をわかっていないこと、近くに駅員がいるのに、こうした無法者を放っておいてることにもある。もっと言えば電車がちゃんと列の前に止まるようにすればいいのである。
 
④譲っても断るのに席が空くと真っ先に座るヤツ
通勤時は何かと席取合戦になるし、帰りは疲れてつい席に座ってしまう。なのでそれ以外の時はなるべくお年寄りとかに席を譲るようにしている。ま、せっかく譲っても、いや、結構です、という人も多いね。そこまではいいのだが、中には顔をこわばらせてただ首を横に振るだけの老人もいる。それでいて、他の席が空いた途端にそっちに駆け込んで座る、なんて姿を見ると、ほんとイヤになるね。
 
皆さんも行き帰りの道中、こんなコトってありませんか?
 
気分転換に今週のお気に入りの曲。
カザフスタンの大御所ローザ・リムバエワのこの曲 。何か60~70年代の昭和の香りもします。やっぱ当時の歌手って歌唱力すごいよなー。