ここ二、三週間、ずーっと遅くまで残業漬けの平日。やってもやっても終わらない。やってもやっても報われない。まだ若いのか、意外と体力あるのか、疲れても、疲れても、まだ全然体は壊していない。ゆえにキツイ二人分の仕事を当たり前のように背負わされている。給料は前より減っているが。

元々「アジア旅」の時期以外に年間で休暇や早退はしたことが無いので、いつか急にバタっ!といくんじゃないかと、自分で心配になった。ま、他に心配してくれる人もいないし、結局そこは自分でコントロールするしか無いんだよな。

で、特に用があるってわけでもないのだが、金曜午後にフレックス早退させて頂いた。実は銀座方面でアートをやってる知人、そして知人の知人の小さな個展が同時期に開催されており、ちょっと癒しを求めに行ったのだ。

まずは影絵作家kageeplanetさんの「ライトスタンドとカレンダーのクリスマス展を見に行った。普通の会社ビルの一階廊下に並べられた小さな展示スペースがバックライトで照らされたメルヘンチックで幻想的な影絵で彩られていた。ご本人はいなかったが、アジア好きの目から見ると中華街のドラゴンダンスや、アラジンと魔法のランプなんかよかったね。躍動感あってストーリーが動いてるような錯覚を覚える作風を活用して、アジアとか、旅をテーマにした画集ができたらいいなぁ~と思った。


ASIAN FOREST

ASIAN FOREST

続いて訪れたのはkokuanさんの知人の大森せい子さんの作品展「mamori 」。イラストレーターとのことであるが、展示されていたのはオブジェのような立体芸術であった。いずれも女性の顔の彫刻と木製の胴体、錆びた鉄片の翼、胸に輝くクリスタルを使って表現されているが、微妙な角度等から楽しげなものや、優しい雰囲気のもの等いろいろなキャラクターが描かれており、これもまた非常に暖まる作品ばかりだった。いや、キャラクターではなくて、自分の胸の中に住む何かが形として描かれたもののような感じがした。ちょうど仕事で疲労困憊の自分を心配して、ふと銀座に導いた何か、であるような。なんだか有り難い気持ちになって帰途についたのだった。


ASIAN FOREST
実は今の会社に入ったばかりの時、職場はこの近辺にあった。仕事や会社の慣習に全く慣れず、上司ともソリが合わず、約三年間毎日怒鳴られ続けた思い出しか無い場所ではあるのだが、そんな自分を元気付ける旨いラーメン屋や、沖縄物産店、ワールドミュージックが豊富なCD店、それに当時は相田みつを美術館も近くにあって癒されてたな。今日はその中の一つ、沖縄物産の「わしたショップ」を久々にのぞき、ソーキそばのレトルトや沖縄限定の駄菓子を買い、更にブルーシールのアイスをほおばってきた。

個展巡りの道中、こんな宣伝カー が何台か走っていた。「あずみ」のような恰好をしてちょっとノリのいい演歌っぽい歌を歌う中国の双子デュオ「桜組(中国でのグループ名:晶玲)」。ほう、気になるな~。可愛いし。
あと、年末ジャンボの季節であるが、ある店舗だけが異様なほどに長蛇の列を作っていた。すぐ隣の店はガラガラなのに、その店だけは何と45分待ち。そんなにその店だけから当たりがいっぱい出るのかな~。

今週のお気に入りの曲。カザフスタン出身の女性歌手マクシムで「My Eden 」。カザフと言ってもロシア系の人なのでアジアンポップスな感じはしないですが、美メロですねー。