土日は都内、桜が満開だった。

土曜日は快晴。春のポカポカ陽気だったので、今回のウォーキングはちょっと趣向を変えて武蔵野市内をブラブラと。なぜなら、武蔵野市役所前の通りの桜並木の鮮やかさときたらすごいもの。 まさに通りにはピンクのアーチ状の屋根ができるのだ。桜の下を歩きながら、やがて突き当たった千川浄水に沿って吉祥寺の端っこである北町五丁目へ。あんなに浅い川なのに結構大きな鯉が泳いでいた。見渡す限りの住宅地で思わず迷ってしまう。吉祥寺って、こんなに入り組んだ住宅地ってあったかな。少し前までこの辺は畑が多かったのだが、農業人口低下と共にだんだん住宅地になっていったようだ。そんなこんなで約一時間半のすがすがしい散歩だった。ほんと来年うちで花見でもやりたいものだなぁ~。家の前は桜満開だし、ウチでゆっくり飲み食いすれば楽しいかも。



翌日曜日は、知人のNさんに花見に誘われて市谷に行った。彼女の呼びかけで集まる人々はいつも国際色豊かではあるが、何だかNさんの知人ということ以外に共通点の無い個性的な人々の集まりである。特に今回のメンツはその最たるものであった。

参加者はNさんにインドネシア人の旦那。三歳児を連れてきた若いママに、反抗期真っ只中の中学娘を連れてきたミドルのママ。前回ビュッフェランチに案内してくれた米軍基地勤務のアメリカ人男性、都内でイタリア語を教えているという小柄なイタリア美女、イタリア留学帰りという日本人女性、先週ローマに観光に行ってきた日本人女性、そして彼女が帰国する飛行機でたまたま知り合ったスウェーデン人のバックパッカー。それに僕を加えての12人であった。

とりあえずその面々で一路千鳥ヶ淵の桜を堪能する。あいにくの雨、そして前日とは大違いの寒さ。にもかかわらずすごい人混みであった。確かにさすがは都内一と言われる桜。枝からこぼれ落ちんばかりに咲き乱れていた。はるか池の向こうも雪がかぶったかのように花で真っ白。すぐ真上を見上げれば花は正に鼻先まで迫っている。園内は飲み食いどころか立ち止まることさえも禁止であったが、花に酔いしれた一時であった。



しかしメンバーのペースはバラバラ。Nさんは若いママの三歳児にすっかり夢中になってるし、反抗期の娘さんは終始ムス~っとしていてたまにミドルママとちょこっと話すぐらいだし、イタリア女性は日本語が上手であったが、イタリア帰りの日本女性(仕草とかかなりイタリアかぶれしてる~)がお得意のイタリア語でず~っとベラベラ盛り上がってるし、ローマ旅帰りの女性はスウェーデン男と英語で話してるし、残るインドネシア人旦那とアメリカ人も英語で話してるし。。ちょっと居場所が無くて困ってしまった。やむなくヘタな英語で何とか英語グループに混じってしばし英会話の練習させてもらったけど。。。ま、それはそれで少しは楽しかったけど。。。でも疲れたな~。




写真1・・・自宅のすぐ前(市役所通りの桜)
写真2,3・・・雨の中の千鳥ヶ淵