天気がよかった。近所のマクドナルドのハンバーガーをテイクアウトし、自宅のベランダに腰掛けて、元気に育ってる花々を見ながら昼食してるうちに、ちょっくら外に出たくなった。で、自転車にまたがり、またいつもの「多摩湖自転車道路」を突っ走ってきた!前回は片道一時間半かけて、武蔵村山の狭山公園まで行ってきた。位置的に多摩湖のすぐ近くまで来ているようなのだが、多摩湖を見ることができなかった。もしできたらもうちょっと先まで行ってみよう。

東大和の駅を過ぎると完全に地形は山となり、起伏の激しい上り坂ばかりになる。最初の頃は自転車を立ちこぎしてがんばって上ったが、こうも上りばかりの坂ではどうにも体力が消耗してきてしまう。途中スゴイ角度の下り坂を見つけたので、ちょっと自転車道を抜けて駆け下りてみた。坂のちょうど下に十字路があり、車が行き交っていたので少し危なかったな。この近辺は見渡す限り高級住宅地ばかり。どの家もガレージを備えた「城壁」の上に家屋が建っており、「多摩湖ヒルズ」といったところか。狭山公園の延長線上のような公園がいくつも点在していい場所ではあるが、お店らしき所が全然無い。やっぱ車社会なのだろう。定年退職後にこうした所に移住してくるのかなぁ、と思ったが、路上では意外にも子供を連れた若い夫婦が多く目立った。


その後再び自転車道路に戻り、ひたすら走る。右手は狭山公園を囲む金網がずっと続き、左手は車が走り抜ける道路。相変わらず上り坂が多い。意外にも至る所で目にするのはラブホテルらしきケバイ宿泊施設。こういった所へドライブに来たカップルでも相手にしてるのかな。

大きな橋を渡ると、車道がだんだん広くなってきた。自転車道路も下りが多くなってくる。時計を見ると16時半であった。出発したのが14時半、ちょうど二時間走ったのだ。その時ふと車道の標識を見ると。。。


「埼玉県所沢市」

えぇ~っ!いつの間にか東京から出てしまっていた。ま、ちょうどきりがいいので、ここから引き返すことに。ゴールの多摩湖はちょうど狭山公園を一回りした場所にあるらしい。所沢を過ぎてまだ先のようだったが、今日はここまでにした。


帰り道はいままで上り坂だった部分が下りになるのだから少しは楽だったが、街中に出てからがかなりしんどかった。足腰痛い。。。とりあえず18時ちょっと過ぎ頃に吉祥寺の自宅に到着~。約四時間自転車をこいでいたことになる。ヘタにジムとかでお金払って自転車こぎするより、こっちの方が気持ちいいかも!それにタダだし。

帰宅後、テレビをつけたら台湾の総統選挙の結果が出ていた。おおよそ噂されていた通り、国民党の馬英九が当選。台湾の人たちは民主主義よりも経済を優先したようだ。これで議会も総統も国民党が独占し、独裁時代への逆流が始まることになるのだろう。中国とは関係が良くなり、経済的には上向きになるのかも知れないが、どうも21世紀ってのは民主主義に飽きた人たちがより豊かな生活を求めて権威主義へと傾いていく世紀のような気がしてならない。