先週日曜日(2日)の話を翌週日曜に書くってのもおかしいね。なかなか書く時間無くて。。

先週末もいつものようにウォーキング。ただ、毎回「多摩湖自転車道路」方面を歩くのもちと飽きてきたので、少し方向転換してみようかな、と思った。そこで今回、五日市街道をひたすらまっすぐ、片道一時間歩いてみようと思った。別段ウォーキング用に準備するものは何も無く、いつもの普段着にいつもの履き慣れた靴、そしてお気に入りのMDでも聞きながらひたすら歩いて行った。出発して20分もしないうちに緑町と関町の間ぐらいまで来る。子供の頃、この辺りに友達がいて、日が暮れるまで遊んじゃうと、家に帰るのが遅くなって、よく怒られたものだ。今歩いてみると大して時間がかからないのが意外だった。

しばらく歩くと武蔵野大学の正門に来てしまった。なんだ、結局いつもの「自転車道路」方面の道と合流しちゃったのだ。でもせっかく今日は新しいルート開拓ということで出発したんだし、「自転車道路」を通らずにまっすぐ歩いてみよう。そう思った僕は五日市街道に沿ってそのまま歩くことにした。しかし、これは良い選択ではなかった。何せ車やバイクが行過ぎる道路沿いを歩いてるだけだから、風景を楽しめない。しかも僕が歩いてる歩道は非常に狭く、向かいからやって来る人や自転車とたまにぶつかる。どうにも気分が良くない。このルートは失敗だ。次は絶対ここは通らないぞ。しかしその時、視界が急に広がった。

そこは小金井公園の入口だった。よし、公園を散歩でもして帰るか。そう思って中に入ってみる。園内はフリーマーケットでにぎわっていた。ふと興味深い野外博物館を発見!「江戸東京たてもの園 」。早速入ってみた。

最初は屋内展示。テーマは日本の生活スタイルの移り変わりと共に「囲炉裏」、「ちゃぶ台」、「ダイニングキッチン」と変化してきた日本の一般家庭の家具。昭和30年代の家具って、な~んか小さい頃に見たことがあるような、ないようなって感じで興味深かった。当時の時代背景を現す参考ってことで「サザエさん」の漫画が展示されていたのも面白い。サザエさんが井戸から水を汲んでる姿や、竹筒で釜戸の火に風を吹き込んでる姿。今のアニメでは見られないようなサザエさんがいたよ~。それから、展示物の中に、コンセントをつなぐと熱されてヤカンのお湯を沸かせる円盤型の電熱こんろとか、後ろに荷台のついた三輪自転車があった。確かに日本ではもう見かけないものだけど、中国に住んでた時は普通にいつも目にしていたものだけに(恐らく今でも見られると思う)、こうして展示ケースに入っているってのが何となくおかしかった。

屋外展示はもっとすごい。江戸時代の農家、明治時代の三井財閥の邸宅、昭和初期のお店に、昭和30年代の田園調布の家、226事件で暗殺された高橋是清邸等等、様々な時代、様々な種類の日本の家屋がそのままに再現されていた。先日行った「小平ふるさと村」よりも遥かに規模は大きく、上海郊外にある「映画村」よりも建物の時代が幅広い。日光江戸村は行ったことないからわからないけど、江戸と言ってるからには明治以降の建物は無いのかな?農家の家屋は、何と僕の母方の田舎(茨城)の家とほぼ同じ構造だったのに驚いた。トイレの位置から、奥の床の間に飾られたキジの剥製まで同じであった。








昭和初期のレトロなお店が密集する町並みに紛れて、焼きそば等を出してる屋台があり、こちらはホンモノ。雰囲気にかられてついつい食べてしまった。なんだがすっかり和んでしまった一時。閉館直前までこの広い園内を散策し、最後はミュージアムショップでペーパークラフトのレトロな河童のお面を購入して帰宅したのだった。

ちなみに今週日曜日(9日)は、「多摩湖自転車道路」を自転車で走ってみました。約1時間半ほどかけて多摩湖に到着!武蔵大和の駅を過ぎると道路の起伏が激しくなり、ほとんど自転車で山登り状態で大変だったけど、自転車の遠出ってのも気持ちいいね~!