家に転がって場所を取ってる不要なもの。何とか再利用して役に立てることはできんかな~、と時々考える。あなたの家にもこんなモノありませんか?たとえば・・・。

「フィルム現像時にもらえる紙製のアルバム」

ま、今はデジカメ主流なのであまりフィルムを現像することって少ないかと思うけど、写真を現像するとフィルム一個につき一冊か二冊、タダでついてきた紙表紙の薄いアルバム、今も沢山眠っているんだな。

PC上で見れたりメールで送信できるデジカメ写真も確かに便利ではあるけど、デジカメの小さな画面をチョコマカ動かして見るより、やっぱ手に取って一枚一枚見る方がやっぱ写真らしいと思う。そんなわけで、旅の写真は一応きちんと現像することにしている。で、旅から戻ったばかりの間は人にも見せる機会が多いので、紙アルバムが重宝しているわけだが、いつまでもそこに入れているわけではなく、最後は専用の大きなアルバムに収めている。そうすると紙アルバムはその時点で用無しとなり、溜まっていくのである。

捨てちゃえばいいんじゃない?と、言われりゃ、それまでなんだけどね。物を捨てずにドンドンしまいこんで戸棚や物置をジャングル化してしまう母親と、まだ使える物であれ、高いお金で買った物であれ、ある時期になると突然無慈悲に捨ててしまう父親という両極端のタイプを幼い頃から見てきた僕は、モノをどうにか最大限に役に立ててから処分できないものか、と自然に考えるようになった。

で、いくつかアイディアが浮かんだ。

①友達と撮った写真を配る時に、これら紙アルバムに収納して配る
でもこのアイディアが浮かんだ頃には既にデジカメが普及しており、友達に写真を手渡して配るということがあまり無くなってしまった。あったとしても2、3枚程度だからアルバムに収めて渡すのもおかしいよね。

②まとめてフリマで売る
引き出しいっぱいに沢山写真を詰め込んでるのは、うちの母のように整理が好きでない人。そうした人はいつか整理しなきゃ、とは思ってもわざわざ高い金を出して収納用アルバムを買おうとまでは思わない。そこで紙アルバムを5冊ぐらい輪ゴムで束ねて50円程度で売れば、50円ぐらいなら、と案外買ってくれる人もいる。一回だけコレが成功した。しかし、これまでフリマを手伝ってたNGOが内部事情でフリマをやらなくなってしまったので、以後再びアルバムが溜まってしまった。

①も②も受け取る、または買う相手がいて初めて成立するアイディア。一応アルバムなんだから、何とか自分のアルバムとして使えないものかな、という思いから今回三番目のアイディアが浮かんだ。

③紙表紙を外して、自分のアルバムを作る。
至ってシンプルな話。


まず文房具屋さんで紙アルバムに近いサイズのバインダを買って来る。



次に紙アルバムの紙表紙を外し、パンチで穴あける。



写真収納ページを開いて重ね、バインダにとじる。
そうすればポケットサイズでありながら、大量に写真を収納できるアルバムに早変わり!今回バインダに収まるギリギリの分のページをとじたので、なんと120枚の写真が収納できるのだ。紙アルバムの場合はページ数が決まってるので、写真が沢山ある場合何冊も持ち歩かないとならない。以後は一冊で済むね。

でもまだ試作なので、よいアルバムを追求するとまだまだ課題が残る。まず、ページ上に直接穴をあけるため、穴の開けられたスペースの分、写真がはみ出ることになる。写真によっては微妙に端っこを切り落とすという手間も生じた。あと、紙アルバムも一定のサイズではないようで、沢山重ねるとやはりデコボコ感があって見栄えは決してよくない。バインダは400円弱だったけど、アルバムを買ってしまっても費用的に変わらなかったかな、なんて思ったりもする。ま、よしとしましょう。紙アルバムはとりあえず新しいアルバムとして蘇りました!

でもまだ余ってるんだ。二冊目製作もしないと、だね。この時思ったのは、デジカメで撮った写真も、気に入った写真はやっぱプリントした方がいい。で、アルバムに収納する。収納された写真は、思い切ってPCから削除する。デジカメ写真もPC内で沢山保管してると、かな~り場所を取ってるわけだからね!えっ?これって結局プリント写真への回帰?

ま、このように家も、PCも、少しずつスリム化していきたいものである。あ、あと自分もスリム化しないとね(笑)。写真を整理しながらつくづく思ったのであった。