旅先でGETした中東グッズ紹介第二弾、いきます。

前回に引き続きドバイからです。まず最初の品は、「アザーン・クロック」。

アザーンっていうのは、ご存知の方も多いかと思いますが、イスラム教のモスクから一日5回大音量で流れてくる、礼拝の呼びかけです。人々はこの「アッラ~フ アクバァァァル!!」というアザーンの声を聞いて、「あっ、礼拝の時間だー」と言っていそいそとモスクに赴きます。何せ明け方4時頃にもこのアザーンが流れるし、泊まってるホテルの周囲にたっくさんモスクがある日にゃ、カエルの歌のごとくアザーン輪唱状態で、もんのすごい睡眠妨害となり、旅人には迷惑そのものです。昔見たアルジェリアの映画で、主人公がこのアザーンがあまりにうるさくて眠れず、ブチ切れてモスクのスピーカーを取っ外して捨てた所、以降イスラム原理主義者につけ狙われる、というお話がありました。迷惑なのは旅人だけではないようです。

だけど、日本に帰ってくると、このアザーン、なぜか懐かしいんだよな~。
ってなワケで、日本にいながらアザーンで目を覚ます。つまりまるで海外にいるような異国情緒溢れる朝を迎えられる時計!と期待して、ドバイのスーク(市場)で購入しました。モロにモスクの形をしています。文字盤もアラビア文字だったらもっとよかったですが。実はこの時計、昨年バーレーンのスークでも見かけました。値段は1ディナール(約300円)。でもその時は旅の第一日目だったこともあり、荷物になるからと買うのを断念しました。ドバイのスークでは値切っても20ディルハム(約600円)でした。あ~あ、バーレーンで買っておけばよかったーと、ちょっと後悔のLing Mu。
どこの製品なんでしょうね。生産元の記載は一切無し。「地球の歩き方」のパキスタン編には、同国の代表的なお土産としてこの時計が挙げられています。でもメーカー名と思われる「Fang Seng」という文字が、中華圏の匂いを漂わせています。確かにフタを開けると革命歌のメロが流れる「毛沢東ライター」と同じようなセンスを感じなくもありません。
しかしこの時計。帰国してから早速使ってみると、音量の調整ができないのでかなりの大音量でアザーンが流れ、中東で聞き慣れていたにもかかわらず超ビビります。正直目覚めは決してよくないです。それでも今は普通の目覚ましとこのアザーン時計の両方のアラームをセットし、毎朝役に立っております。それは僕が就職以来「二度寝」を習慣としているためでしょう。普通の目覚ましで起床し、朝食を食べてまた寝る。そしてアザーンで再度起床。でも最近はアザーンが鳴り出す前にアラームを止めています。。

お次はドバイ空港の免税で買いました。「外国のパスポートの図柄がデザインされたパスポートカバー」。場所が場所だけに売られていた図柄は中東各国のものが多かったです。なのでイランとレバノンのものを購入。入国審査の際、自分の番が回ってくる直前までこのカバーを付けたパスポートを手にして並んでみましょう。気分はマジで異邦人!あくまでカバーだけだから、偽造じゃないんですね。ちょっと気がついたんだけど、アラビア文字って右から左へ横書きするので、見開きが日本とは逆なんですね。

最後にこれはオシャレ。ペルシャカーペットの図柄のコースター(4枚セット)。触った感じもジュウタンっぽくて、普通にコーヒーや紅茶を飲んでも、なかなかエキゾチックな雰囲気に浸れる一品です。よく見たらMade in USAだって。皆さんもドバイに行く機会があったら、ドバイを経由する機会があったら、ぜひ免税に立ち寄って、掘り出しモノを散策してみてくださいね。他にもアラブ各国、インド、イラン、パキスタン等のポップスのCD、白装束のアラブ服を着た男が表紙を飾るアイドル雑誌なんかも売ってました!買い物した後は、100万ドル、もしくは高級車が当たる抽選の参加も忘れずに(はずれちゃいましたが)!
では、次回に続きます。