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映画鑑賞備忘録

観た映画備忘録。

2020/3/25 23:58
こんなチャトラパティは嫌だ編。
※チャトラパティ プラバースさん主演映画。

シヴァージくん(プラバースさん)が、実は、シヴァージくんではなかったら?「ああ、本当のシヴァージはね、死んだよ。俺の親友だった。兄弟だった。俺は約束を果たしに来たんだよ」的な。
そういう最後の最後で『お母さん思いで優しくて正直で嘘をつかない良い子の長男シヴァージくんだと思った?ところがどっこい残念でした違います!シヴァージは!本物のシヴァージは!死んだよ!!』というどんでん返しはしないと思うけれども。 
「血のつながりがない?そらそうですよ、俺シヴァージじゃないもの」て、最後の最後にネタばらしをしてニタアとプラバースさんが笑ったりしたら違う映画になってしまう。ホラーになってしまう。ちょっとみたい。 
『あの舟で俺たちは出会った。シヴァージはいつも優しくてね、どんなときも強くて優しくて不器用な、本物の、俺たちの、『チャトラパティ』はね。死んだよ。もういない。だから俺が、俺たちが彼の意志を引き継いだ。彼の最後の願いを叶えるために母親を探して弟の仕事も影から手助けして。家族が一緒に暮らせるように、みんなが虐げられない世界になりますようにっていうのが『シヴァージ』の願いだったからね。願いは全部叶えた。だから俺の、俺たちの役目はここでおしまいだ。さようならシヴァージのお母さんと弟。血のつながりを大事にしていつまでも仲良く幸せにくらしてほしい」 
「俺たちは血のつながりがないけれど、兄弟で、家族ですので。ではごきげんよう」と、仲間たちと普通に笑って歩いてさってゆく結局何者だったのかわからないひと。ホラーだ。 
シヴァージくん(プラバースさん)の回想シーン、あくまで彼の視点での回想で、彼自身の思い出だとは限らない(可能性もある)んだよなああと思ったところこんな想像に。 
そうでも思わないとなじられて責められて疑われて、あんなに想っていたお母さんから足に触れられそうになってるプラバースさんがもう見てられなくて、もう!!! 
死んだ親友『シヴァージ』の遺言と約束を果たしに来た『名前を明かさない誰か』と思えば、なんとか。 
しかしそうなるともうチャトラパティではない。もうチャトラパティではない。 
辛い悲しいシーンもやりきれないところも見てられない辛いシーンも多いけど、すごく面白かった。面白かった。 
そしてサメも出る。あのサメ、あのあとたぶんシヴァージくん(プラバースさん)のピンチに助けに来る。たぶん。