デジタルで頑張って描いたものを、アクリルキーホルダーとかスタンドとかにしたいという欲求は絵を描く人間としては、ままあるものです。

自分も幾度となくグッズ制作会社に「コレ、よろしく！」とイラストを投げてキーホルダーを作っております。

でも、会社に依頼すると思ったよりお金がかかります。

欲しいのは自分用にひとつだけでも、最低５個以上じゃないと注文できなかったりもします。

（そこは制作物や会社にもよりますが・・・）

自分で作ると経費削減になったりするのかもしれません。

自作キーホルダーの材料としてまず思いつくのはプラバンでしょう。

プラスチックの薄い板にイラストや写真を印刷して、オーブンなどで焼くと、いい感じになるってやつです。

印刷面をレジンなどでコーティングすると、イラストが剥げ難くなり、ぷっくり感も相まってさらにいい感じになります。

しかしここで気を付けたいのが印刷方法。

ダイソーなどの１００均でも売られているプラバンは日々改良され、素敵な素材になっています。

自宅用プリンタでも中で詰まったりなんだりする心配もなくちょー簡単に印刷できる！便利！

でも、実際に印刷してみたらなんか違う・・・

ってなります。７０％の確率で。

それはなんでや。

というと、印刷しているイラストないし写真がRGBカラーだから。

画像を印刷するときはCMYKカラーでないと色が変！！ってなります。

見比べてみると分かりやすいかもしれません。

↑これが画面上のもの。

↑これが印刷したものです。

どちらも同じデータですが、RGBカラーで制作したものなので印刷すると色が違います。

RGBカラーというのは、テレビやパソコン、スマホなど、画面上で見る分に特化した色です。

R（赤）・G（緑）・B（青）を混ぜたりなんだりした色で、発色が良く、たくさんの色が再現できます。

ではCMYKカラーとは何か。

文脈でお分かりかと思いますが、印刷に特化した色です。

C（シアン＝青）・M（マゼンタ＝赤）・Y（イエロー＝黄）・K（キープレート＝黒）で構成されています。

プリンタをお持ちの方はインクカートリッジを購入する際に見ることもある言葉だと思います。

RGBに比べてもっさりとした色味になります。

特に言われるのは、青系の色は変わりやすいです。えげつないほどに変わります。

上の画像を見比べてみると分かりますね。

もはや別物。

印刷することを前提にイラストを描く場合は初めからCMYKカラーに設定して制作する方がいいです。

フォトショップやイラストレーターをお持ちの方なら後から変換することもできますが、なければ泣きを見る可能性もあったりなかったりします。

グッズ制作会社に注文するときは、値段もいいですが納品形式（ｊｐｇ，ｐｎｇ，ｐｓｄ，ａｉ等）、カラー設定（RGB，CMYK）の注意書きもよく読みましょう。

自分のオススメのグッズ制作会社：株式会社TRINITY

（色がいい、文字反転してないよーとかちゃんと教えてくれる、両面アクキーとか神 etc...）

自宅で印刷する場合は特に購入した材料が無駄にならないように、きちんと調べてからやりましょう。

最低でもプラバン１枚は色味確認用でボツになることを覚悟のうえで材料を購入してください。

ちなみに写真はすべてRGBカラーですのでフォトショップなどで変換してからの方がいいですよ。

っていう自分用のメモでした。

ちなみに、画像で使用したのは自作のLINEスタンプ「メイドのすみれさんの毎日敬語スタンプ」です。

興味があれば見てやってください。

印刷すると全体的に青くなってしまって、「すみれ」感がなくなっちゃった☆

お絵描きメモ：RGBカラーとCMYKカラーの違い