かれはつる 人の心に 比ぶれば なほ夏の夜は 長くぞありける 源順



    

​最近暑い日が続いています
体調だけでなく心が沈み気味になって
中々人と関わったり何かすることも
億劫になりがちでそんな気分になった時に
上の歌について考えています。
この和歌の意味は、
あっという間に離れてしまう
人の心に比べたら
短いと言われている夏の世の方が
まだ長いだろう
という意味ですぐに移り変わってしまう
人の心を嘆いて唄われた和歌になります
最近はどうしてもやらなきゃいけない事を
先延ばしにしようとしたり
先に決めていたことに対して妥協を
探してしまったりしてしまいますが
ある程度自分を律して
できる範囲で守れるように頑張っていて
でも時々どうしても楽な方に
楽な方にと心が移ろっている時が
あってきっとこうやって
色んな人が最初に決めたことや
やらなきゃいけない事から逃げて
結果として誰かを裏切って
行ってしまうんだなと感じました
そのことがきっと重なってこのような
歌が詠まれて今の今まで残っていると
考えるとある程度妥協は必要だと思うけど
どこかで引けない一線を引いて
頑張んなきゃなと思います。