オーラの泉スペシャル5(2006/04/24放送)
船越英一郎さん
○突然父親になった心境
結婚するとき、息子は小学4年生だった。
いきなり父親になった。
初めて会ったときは、幼稚園。
すごく怖かったので、何年も逃げ腰だった。
会いたくない、と妻に言っていた。
→もし二人が別れてしまったら、傷付けてしまうため。
その後、どうしても会わないといけない機会が出来た。
→2人きりでデパートに行っておもちゃを買ってあげた。
しかし、息子が遠慮してしまい、2つお人形が欲しかった
ようだが、1つを買ってあげた後、
「あれも欲しかったな」と
言ったため、もう一つを取りに行った。
→そのとき、息子が「パパ」と言って手を振ってくれた。
→船越さんは、唐突に重い言葉を言われたので、
「俺は君のお父さんじゃないからね」と言ってしまった。
→その後に妻に話したら、怒られた。
子供は本当に「パパ」と言いたかった。
→残酷なことを言ってしまって、申し訳ないこともあり、
会わないほうが良いと思い、逃げてしまった。
→妻が子供を連れて、沖縄に傷心旅行へ行き、
船越さんを見限ったことを宣言した。
→息子は「あいつ(船越さん)以外認めないぞ」と言った。
縁のある人とは、どんなにひどいケンカをしても
縁が切れない
と美輪さんがコメント。
→縁のあるつながりは切れない。
別れが激しいほど強く結びついていく。
「縁無き衆生は度し難し」
→縁の無い人とは、どんなに惚れても別れるように
なっている。
○熟年結婚の真相
前世では、本当の親子だった。
→息子さんと結婚したようなもの。
○前世
日本のお侍さん。
→今世の息子さんが、前世の本当の息子さんであった。
前世でも親子であり、息子もお侍さんだった。
息子さんは、父親を守るために亡くなっている。
→前世では意見の食い違う親子だった。
息子の戦略が正しかったが、その戦略を取らなかった。
→敵に囲まれてしまった際、息子さんが人身御供になり、
その間に父親は撤退した。
→今も息子さんは、少し無鉄砲なところがある。
心配だが、それは父親に対する愛情。
デパートで「パパ」と呼んだのは自然。
計算するような子供ではない。
前世でも親子であり、今世でも会えたから。
息子さんがいなければ、結婚はしていなかったはず。
今世では親子ではなくても、前世で親子だった場合、
趣味やクセや好みが似てくる、と美輪さんがコメント。
→船越さんと息子さんの顔が似てきている。
奥さんの前世
武家へ奉公に出て、働きっぱなしでとても苦労を
している人。
→前世でも船越さんと縁があり、船越さんの前世の
武家にも奉公に来ていた。
働くことが細胞の中に入っている人。
→「働かざる者食うべからず」
たらいで洗濯をしている姿が見える。
→今も手洗いが好き。
全自動洗濯機をなかなか買わなかった。
○結婚
息子は「お嫁さんにもらってもらえるか、僕が聞きに行く」
「お嫁さんにしないなら、二度と行かせない」と言った。
→5年間付き合っていたが、結婚の話は避けていた。
→初めて結婚の話をしたら、船越さんは「考えさせてください」
と言った。
→今日決断をしなかったらもう会えないため、思いのたけを
語り、決断を迫った。
→船越さんは2時間半悩み、「一緒に生きていこう」と
言ってくれた。
その後、息子に「お父さんと呼んでみたら」と言ったら、
息子は
「お父さんと呼んで欲しかったら証拠を持って来い」と言った。
→婚姻届、という証拠。
→しっかりしている、と美輪さん。
婚姻届と養子縁組を同じ日に行った。
→帰ってきたら、息子は「パパ」と呼んでくれた。
→船越さんは泣いていた。
→今までの辛さが苦しいほど、幸せになったときのありがたみの
感じ方が何百倍にもなる。
→苦労は後で考えるとありがたいことでもある。
○流産
一番辛かったことは、船越さんとの子供が流産してしまったこと。
→船越さんとの子供が本当に欲しくて授かったが、検診に行ったら
「心臓が動いていない」と言われた。
→立ち上がれないほどショックを受けた。
→船越さんは「自分の子供が欲しいなら、他の人と結婚して
いた。僕は君と生きて行きたい。一人、僕たちの子供が
いるじゃないか」と言ってくれた。
皆が相手のためを思った、と美輪さん。
→赤ちゃんも自分が生まれ出たら、「生さぬ仲」で色々なことが
あるから、出ないほうがいい、とみんなのためを思ってくれた。
→生さぬ仲とは、血のつながりのない親子関係。
→今から思えばそう思う、と松居さん。
今もいらっしゃる、と美輪さん。
→この世に生まれ出なかっただけ、と江原さん。
→二人の間に子供を授かったのは事実。
→今は永遠に生き続けているので、いずれは一緒に暮らす
ことができる。
→先の楽しみが出来た、と江原さん。