いつだったか正確には忘れましたが、正月を迎えてしばらく経ったある日の朝食です。
糖尿の気のある私には、あまりよろしくないレシピかもしれませんが、
厚切りのバタートーストに餡を乗せていただきました。
洋と和のマッチングと言いますか。
このバターと餡子って、本当によく合うんです。
バターの塩気が餡子の甘さを引き立てるんでしょうね。
パン屋に行っても、バターと餡の取り合わせはよく見かけます。
実は、この餡子、昨年の12/30に近所の和菓子屋さんで購入したものです。
こじんまりとして、これと言った特徴もない地味な和菓子屋さんでしたが、いくつかの主菓子は大変美味しく、愛用していました。
駅からちょっと離れていることもあり、地元の人しか通わないような素朴な和菓子屋さん。
菓子も良いのですが、何より一パック500円で売っていた餡子が本当に美味しかった。
甘さは控えめで、素材の味がそのまま生きているような深みのある味でした。
餡子だけを求めてよく買いに行ったものです。
年末押し迫った時に、正月料理の御伴にと、餡子を買いに行ったら、店の前に看板がかかっていました。
「12月31日をもって閉店とさせていただきます。長い間ありがとうございました」
最後の餡になりました。
餡の甘さに、塩気が混じり合い、深みのある、二度と味わえない味になりました。