週末、旦那の車に乗る度に後部座席のカーテンが閉まってることに気づいた。
『なんでカーテン閉めてるの?』
『この間部下が車見せてくれって言うから見せた時に閉めたんだろう』

気がつく度に質問すると、苦しい言い訳…

夜気がつくと外出してて、息子に聞くとコンビニにタバコ買いに行っているという。

だけど、私は知っている。
女と電話するために、タバコを買いに行っていること。
タバコを買いに行っているはずなのに、旦那に電話しても話し中で1時間は帰ってこない。

もしかしたら、女と会って車の中で、取り込み中なのかも。

女が旦那を譲れと言ってきたら、慰謝料と引き換えに旦那と介護の必要な義父母を差し上げるのに。

そんなことを考えながら、今日も汚部屋でケータイで恋愛シミュレーションゲームに没頭する。









※これはフィクションです。
車をこすってしまった。
旦那に最初にゴメンと言ったのに、謝りもしないとキレられた。
大事な大事な車を傷つけて、どうもすいませんでした。私が車の代わりに傷つけば良かったですね。

こんな嫌な思いをするなら、本当に私が車の代わりに怪我した方がマシ。
私なんか無くなってしまえばいい。
『洗濯、飯の支度くらいしか、してねーくせに、何で部屋の一つも片付けられねーんだよ』
と、夫は罵る。
『それたけじゃなく、私はお義父さんの施設の送迎や、子供の世話や、お義母さんのお世話もしてるのよ』
『子供なんて一人だろうが。子供3人居たって、ちゃんとしてるヒトだっているんだぞ』
『それって、あなたの女のこと?その女の家に行ったことでもあるの?』
『…ないけど。お前とは違う。あいつと居ると安らげるんだ…』

いつからだろう?片付けられなくなったのは…

旦那に女の影が見え隠れしてきた頃…?
それとも、義父母の介護をするようになってから?

毎日、家事や育児、介護に明け暮れて気がつけば、帰りが遅い旦那との会話もなくなってた。

バツイチの旦那は前妻との生活品等を捨てずに段ボールに詰めたまま、家の一室に置いてある。
その部屋に、とりあえず片付けられない物を置くようになっていた。
部屋が散らかると、その部屋へ散らかった物を置く…いつか片付けようと思うけど、義父母の世話や、子供の習い事の送迎や食事の世話におわれるうちに、収拾がつかなくなってしまった。

そのうち、旦那に女が居ると知った。

こんなにも家のこと一生懸命やっているのに、なぜ?
他の女と寝たと思うと、気持ち悪くて触られるのもイヤな程の嫌悪感。
冷めてしまった気持ちのまま、続けて行けない。

でも、子供には両親揃っていた方が良い…子供のためには我慢した方がいいのかも…
専業主婦の私では、親権を奪われてしまうかもしれない…

あの部屋を片付けなければ…そう思うたびに襲ってくる疲弊感…

片付ければ、旦那は家族を大事にしてくれるのだろうか…?

子供を寝かしつけたあと、汚部屋で独り途方に暮れながら、いつしか眠ってしまう毎日…





※これはフィクションです。