冬眠の先

冬眠の先

萩はのんびり冬眠中

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古くから伝わる伝説の中には、鬼というものがいる。

現代、魔法が存在するこの世界で鬼が居るといっても何ら不思議はあるまい。

しかし鬼の姿を見たものは誰ひとりとして存在しない。


「鬼が居るなら会ってみたいものだ」


天上の神のうち、一人がそうつぶやいた。

ヒトはそれを耳にして、天啓だと信じ込んだ。


こうして、鬼は伝説から興味の対象へと変わっていった。




「…てんかい…」

呆然と立ち尽くす少女は、ひとり天上の世界の門を開けた。

あこがれと羨望の目をした田舎っぽい少女に手を差し伸べる者はいない。

様々な神に邪魔な存在のように見られてもなお少女は笑っていた。


「なにをしてるの?」

そんな少女に手を差し出した、一際目を引く美しい金髪の青年、もとい神。

わたわたと返事に詰まっていると、差し出した手を引いて自己紹介がまだだったね、と呟いた。

「はじめまして。僕はアポロン…といえばわかるかな?」

いきなり出てきた有名な神の名に目を見張った少女もm自己紹介をすることにする



「はじめまして、鬼の一族、柚那と申します!」


少女は勢いよくそう名乗ったのだった





というわけで今回はこのくらいで!失礼致します