9/21(金)と22(土)は中学時代からの友人と、岡山県は倉敷市、広島県の福山市鞆の浦まで一泊二日の旅に行きました。
もともと絶賛鉄道にハマり中な友人が、山陽新幹線に乗りたいっ! と言った一言がきっかけで「じゃあ旅行しよう」という話になったのですが、私としては中国地方だと広島県の原爆ドーム・宮島は3、4年ほど前に一度行ってるので(もう一度行ってももちろんよかったのですが)、まだ行ったことのない、でもって神社好きなので島根の出雲大社とか前々から行きたいなあと思っていたのですが、あそこって山陽じゃなく山陰だから新幹線通ってないよね、という問題に。一泊の予定しか立てられなかったので、今回は断念しました。
そこでじゃあ山陽新幹線乗ってどこに行くかと振り出しに。
兵庫の姫路城見に行きたいね!→今改修工事中。
…いろいろ調べて、一日目倉敷にして、二日目は移動して鞆の浦に行ってこようという結論に達したしだいです。
なかなか仕事で忙しい(学会の発表があったらしい)友人の代わりに私がほとんどプロデュースしたので、もうとにかく私好みのプランになりました。二人ともデジタル一眼カメラを持っていたので、写真映えするところがいいという判断の結果です。
さて、行きの新幹線は、のぞみ。とにかく時間が惜しかったので、地元の駅を始発電車で出発し、6:50東京発の東海道に乗りました。
東海道新幹線は、中学の修学旅行で京都奈良に行ったとき以来です。その時同じ班だったのも友人の彼女だったんですが。
天気は悪くなかったのだけど、薄曇りで富士山は拝めなかった…!!
(基本、今回の旅は薄曇りの二日間でした。晴れ女の私と雨女の彼女がかち合った妥協点ですか)
と、ここで今回私が提示したプランを紹介。
一日目
○○○駅 | |05:07-06:19 ↓ 東京駅 | |06:50-10:18 のぞみ7号(博多行) ↓ 岡山駅 | |10:30-10:46 山陽本線(糸崎行) ↓ 倉敷駅 | |15:47-16:04 山陽本線(岡山行) ↓ 岡山駅 | |16:12-16:34 マリンライナー45号(高松行) ↓ 児島駅 | |ホテル送迎バス ↓ 鷲羽ハイランドホテル
倉敷の景色に感動!
タイムスリップしたような感じでした。どこも風情ある町並みで、どこを撮っても絵になる場所。
美観地区の倉敷川には、ちょうど結婚式をされているのか、着物姿のお二人がいてそれはもうステキな雰囲気を醸し出していました。
お昼は美観地区「備中そば やぶ」の田舎そばをいただきました。
岡山は備前焼で有名なところ。
今回備前地区には行ってないのですが、備前焼のお店は倉敷内にもたくさんあり、母に頼まれていた黒備前を探しにゆきました。
母は全国各地の焼き物でも、備前焼が特にお気に入りで、その中でも黒備前と呼ばれる黒い備前焼が好きらしいのです。
私は焼き物の類はまったくわからず、備前焼のお店のご主人にお聞きしたところ、黒備前はまた特殊なものだという説明を懇切丁寧にしていただきました。二店舗回ったのですが(最初に行ったお店には黒備前はなかったのです。)双方のご主人とも、「お若いのに黒備前をご存じなのですね」と驚かれました。私も今更ながら母の好みにびっくりです。(そんな特殊なものだったんだ!と。)黒備前の名前を出すと、お店の方は熱心にいろいろ説明してくれますよ。
そこで母の湯呑みと父の焼酎カップを買った時には結構な時間が。
私の家はもともと父の家系が広島なので、中国地方の方言にはとても慣れています。むしろ親しみやすさを感じるというか。倉敷にも親戚がいるし、翌日行く福山にも親戚がいるという、たぶん中国地方ならどこいっても私の親戚がいるようなのですが、親戚でなくても、中国地方の訛りを聞くとみんな親戚のおばちゃんおじちゃん、という感じがして楽しかったです。備前焼のお店のおばちゃんも、私たちの今夜のホテルが児島にあると伝えると「ならここからバスが出てるからそれでいきんさいよ」と教えてくれたのですが、実はそんなことを知らず、岡山駅のコインロッカーに荷物を預けてしまった私たち。「岡山に荷物おいてっちゃだめよ~」と軽く怒られました(笑)
さて、私の用が済んだら、今度は友人の用。
友人のお母さんが倉敷にある帽子店の帽子がほしいらしく、私たちは倉敷内でその帽子店を探すものの、なかなか見つかりません。
駅前商店街のお肉屋さんの奥様方に尋ねた時のことでした。奥様方は「知らんなあ」と首を傾げていたのですが、そのお肉屋さんの店先のベンチで近所のおばちゃんたちとお話ししていた、メンチカツらしきものを頬張っていた青い着物姿のすらっとしたお兄さん、「何処行きたいの?」と私たちに声をかけてくれました。私たちが探していた帽子店は「襟立製帽所」というところなのですが、そのお兄さん(あとで話しているうちに40代だとわかったのでお兄さん、とは言い難いのかもしれませんが、とにかく歳より見た目は若かった!)「ああ、襟立さんね」と言って、「この先のアイビースクエアで一緒にイベントやってるから、ちょうどそっち行くし、一緒に行ってあげるよ」と。
そこで倉敷の風情ある町並みの中を、着物姿のお兄さんとおしゃべりをしながらイベント会場まで連れていってもらったのです。この方、やたら着物が似合っていて(物語に出てきてもおかしくないような人!)、おまけに道行く人から声がかかりまくる人で、一体何者かと思ったら、児島で有名なデニム生地を扱った、デニム着物
『倉敷着物小町』 の代表の方だったようで、倉敷アイビースクエア内で期間限定で行われている『龍の仕事展』に参加されている企業の方の一人でした。
その方の案内で、無事「襟立製帽所」の出店ブースを発見した私たち。友人はお母さんのお土産の帽子を手に入れ、お世話になったデニム着物の方に挨拶しようとしたところ、その彼と一緒にいた、今度は
『倉敷いぐさ 今吉商店』 のご主人からいぐさについて親切に説明してくれることに。(ほんとうはそのお二人の写真を撮らせていただいたのですが、私の不手際でデータ紛失してしまいました。申しわけございません。)
今回の旅行で出会った人たちは、本当に親切なひとばっかりだったんですよ。どのひとも、観光客に優しくて、自分たちの仕事に誇りを持っていて。
これほど見知らぬ土地に来て、現地の人と楽しくおしゃべりしたのは初めてです。
翌日の、福山市鞆への旅路でも面白い出会いがあったのですが、それはまた次のブログで。
どうにか予定通り、岡山駅まで戻り、マリンライナーで児島まで行き、ホテルの送迎バスに間に合った私たち。
安い部屋を選んだので、食事は最高なのだから部屋にはそんなに期待はするまいと決心していざ案内されたお部屋に入ったら、最上階、お風呂に近い、しかも部屋の窓から瀬戸大橋が一望できる、二人なのにやたら広いそのお部屋にびっくり!テンション上がりまくりでした。
つづく
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もっとよい写真は、もう一つの写真ブログ
http://ameblo.jp/yuzora-kyoshitsu/ にて公開予定です。合わせて御覧下さい。