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暮れと三が日を実家で過ごし、家に帰る途中の出来事。
初詣をしていなかったので、銭形平次で有名な神田明神へ行くことに。
バイクでの移動だったため、有料の駐輪場へバイクを停留、秋葉原を散策しながら神田明神へ。

まあ、当然なんですが・・・すげー並んでまして。
参拝の列に並んだら小一時間は最低かかりそうな雰囲気。
こんなときこそお供のPSP
・・・と、行きたいところですが、残念ながら奴は実家から出る時点ですでに燃料切れ
今日は奴には頼れない・・・
バイクの停泊料金も気になったため、初詣は断念して帰ることに。

駐輪場につくと、なんだか精算機の前に人だかりができていました。

「どうしたんですか?」
「いやー、機械が金受け取ってくれなくて」

・・・えっ。まさかの精算機トラブル

確かにボロっちい機械だったけど、まさか本当にぶっ壊れるなんて。
まあ、これはあれだ。三が日だし、きっと機械も休みたかったにちがいない・・・
ってもう三が日過ぎてるよ!サボルなよ!働けよ機械!
お前もだよ!何有給取ってんだよ働けよ俺!イヤだよ!

と、そんな私の心の葛藤とはよそに、機械のお茶目に苦笑いする人、キれる人、ひとまず当局へ電話する人・・・
人々の行動はさまざま。

そんな中、当局への電話が功を奏し、業者が一時間ほどで直しに来るとの事。
ちなみに時刻は午後五時

日も沈んだこの寒空で一時間待てというのか当局。

そんな時間当然待ってられないと、再び電話する人々。
しばらくすると、またある一人が精算機の前で謎のキー入力を。
するとあら不思議。バイクのキーは外れ、出庫可能になりましたとさ。

聞くとどうやら当局に連絡することで、自分のバイクのロックをはずしてもらえるとの事。
ただ一人ひとりが別々に連絡しないと対応はできないとの事。(まあそりゃそうだ)
んで、私も他の方たちのロック解除が終わるまでしばらく待ち、当局へ連絡。

駐輪場がまさかセンターで管理されていたとは。
その意外なクラウドっぷりも驚きですが、なにより
寒空で待たされた挙句に電話してきた相手から駐輪代だけはしっかりいただくその根性
に驚きました。
われわれが一体誰のせいで迷惑を被ったと思っているのかと。

まあ勿論、センターでぬくぬくの人たちにはわれわれがどれだけの時間逡巡して電話をかけてきたカなど、知る由もないのですが、「後で支払いに関して連絡行きますんで」とか言われたときの俺の気分ときたらいやまあいいやそのときの俺の気分なんて。

まあともかく、教えてもらったキー入力をすれば、鍵は外れてバイクは出せるとの事。
で、精算機に向かうと・・・まだあきらめ悪くキーを押してみたり金を突っ込んでみたりする人が。
私も被害者、その気持ちはわかるので、気が済むまでその行動を見守りましたとも。私も鬼じゃありません。
そして機を見計らって機械の前へ立ち、キー入力、そして解除。
ロックは見事に外れておりました。

やあ、これでやっと帰れる・・・

などと思っていると、ちょうどやってきたのが業者の面々。
もう一時間経ったのかな?やけに早いな・・・

とはいえ、もはやロックを解除した私には関係のない話。
そのまま出て行ってもよかったのですが、
ついでなので、その機械の修理を除いて行くことに。
なんかテンションあがるんですよね、
機械の分解とか、自販機のつり銭回収とか、なんかメカっぽい操作。
まあ、見てもようわからんのですけど。

私とは別に、まだ当局に連絡をしていない面々も、
私と同じ思いとはとても思いませんが、とにかくその業者さんの作業を見守っておりました。
そしてそれを眺めていた面々の一人から、ふとこんな声があがりました。

「ねえ、料金はどうなんの?」

当然の質問であります。
それに対する答えはこうでした。

「今回はこちらの不手際なので、今回はいただかないということで」

待てコラ。


喜び小躍りする周囲の面々。
それとは裏腹に、私はふと自分が星新一の小説の登場人物になったような脱力感を覚えておりました。

いや、まーいいんですけどね。たかが400円だし。もともと消える金なんだし。ちっ。