明日から息子たちが来る
あいつ等はちゃんと成長してるのか明日分かる

父としては嬉しい事だ

だが、過去は全くその逆だった

子供を正面から見る事が出来ず叱る事も誉める事もしなかった

何故なら不倫という道を歩んでた僕は恋愛に夢中になってしまったから…
初めは程良い関係で良かった

向こうに彼氏が出来た時には関係は終わりだなと思ってた

だが、いざその時がきたら最初は普通に別れた

少し時間が経ったら寂しくなった

これが未練なのか…

僕には無縁だと思った

去るもの追わずの僕からしたら戸惑いがあった

こんなにあの子を好きになってたなんて愛してたなんて思わなかった

だが、今更遅かった

あの子のサインを見逃してた

何度も僕に結婚しようと言ってきた君

それを回避してる僕

そんな君が一度だけ僕の前まで泣いた事あったよね…

あれが君の最後のサインだった

僕は気づかなかった

もう遅い

君をこんなに愛してたなんて…

こんな恋は生まれて初めてだった

別れた後は好きでもない女と関係を持ち 寂しさと辛さを埋めるだけだった

そんな僕を子供は優しく迎え入れてくれた

妻とは別れ 全て真っ白になった

妻も好きになった人が居たから

妻も女で居たかったのだろう

妻の痛みもあの子の気持ちも分からなかった僕は最低だった

だけど、そんな僕も最近 恋をした

それが君なんだ

君の事を大切にしたい

過去の痛みを知ってるから尚更そう思う

プライドを捨てでも僕は君の傍にいる

君が僕を本当に心から必要ないと思ったらきっぱりと離れるよ