ダンガンレーサーは20年ほど前に展開を終了したが、店舗によってはまだ在庫がある場合がある(2025年2月現在)。しかし、残っているのはDR-1(フラッシュトリガー)〜DR-4(メガキャリバー)のどれかのことが多い。たまにDR-5(スキッドボマー)、DR-6(ロードジャベリン)も見かける。時間経過を考えると、後期の方が残って、序盤機は残らないイメージがあるが、ダンガンレーサーは逆だ。ダンガンレーサーはマイナーチェンジや限定版、改造済みセットを除けばDR-1〜DR-21、DRX-1〜DRX-7 (、ブレイジングアロー)の順でナンバリングされているが、そのナンバリング序盤の機体が残っているのだ。
ダンガンレーサーはミニ四駆とは異なる完全新規の次世代レーシングホビーだ。既存機がゼロの状態から普及させるのだから生産量は多かっただろう。
では、生産が多かったとしても、なぜ序盤機は売り切れなかったのか?後から参戦した人たちは序盤機を選ばなかったのだろうか?
これについても色々考えられるが、ダンガンレーサーが流行しなかった原因についてSNSでは以下のようなことが言われていた。
①デザインが前衛的すぎた
②カスタマイズしにくかった
前回語ったように、上記2点は、後の方になって改善されていっているように思う。逆に言えば、序盤機は特にこれらの問題を強く抱えていたと想像できる。
また、後半になってくるとおおよその需要もわかってくるし、流行らなかった地域はそもそも仕入れないこともあったかもしれない。(ただし、上に挙げたDR-1〜DR-6は半年間で発売されたため、半年で仕入れを打ち切ったところはそう多くないのではないかと思う。)
こうして中盤以降はしっかりと仕入れた分が売れて、序盤機だけが残っていったのだと私は考えている。
さらに言えば、登場時期が悪かった。
序盤機の登場(2000年6〜12月)前後で遊戯王(カードゲーム:2000年4月アニメ放送開始)、ベイブレード(2001年1月アニメ放送開始)等の玩具が話題になっている。ポケモンも1997年4月からアニメが放送されていて、1999〜2000年は金銀クリスタルが発売されている。ダンガンレーサーの漫画はDR-1と同時期に連載が始まっていたが、アニメ化はしていなかった。プラモデル系では、1999年8月にゾイド(新シリーズ)も登場している。ハイパーヨーヨーやビーダマンも依然健在だった。少し遅れて2001年10月にはクラッシュギアが登場している。
今店頭に並ぶ序盤機。それは、ダンガンレーサーの進化への歩みと、立ちはだかった強力なライバルたちの存在を今に語り継いでいるのかもしれない。
