こんにちは碓井です!

 

今日はTNRについてのお話にしたいと思います。

 

T つかまえて

N 不妊手術をし

R 元の場所に戻す

 

 

この事を野良猫問題を知らない人にお話すると

(例えばうちの母とか)

 

 

「何の為にそんな事するの?」と絶対に言われます。

 

 

 

 

「ごもっともな質問だニャ」

 

 

 

 

そうなの。特に「元の場所に戻す」が 疑問になりますよね。

 

 

こういうお話を語るのに大前提として知って欲しいのは

 

今現在も殺処分が行われている事。年間約6万頭位です。

 

そのうちの9割が猫でさらにその中の7割前後が仔猫だそうです。

 

 

単純に、外に生きている猫さん達に不妊手術をすれば

仔猫が産まれなくなります。

 

そうする事で 数万頭の殺処分を減らせるよね? というシンプルな考え方がまずあります。

 

 

だけど、手術してお家に連れて帰って保護しなくてはならないとなると

ハードルがとても上がってしまうし

 

そんな事言って迷ってる間にもどんどん猫は増えてしまう。

 

だったら、とりあえず手術だけしていけば

 

手術した猫はその場所に戻すけれど

その猫さんの一代限りの猫生を見守っていきましょう。

その間はご飯もあげて、糞尿の掃除もしましょう。

 

そこまでやれたら地域猫活動 となります。

 

 

実際、TNRだけではなく地域猫活動にまでいけるのがベストだと思います。

 

 

現実的に野良猫の頭数を減らすのには

すみやかに、その地域の猫を全頭手術する事だと言われています。

 

地域の猫を全部殺処分しても、他地域から猫がまた入ってきて繁殖し増えてしまう。

 

ですが、猫は縄張りをつくる生き物なので

地域猫にしてしまえば他地域の猫の立ち入りも防げます。

 

外で生きる猫さんの平均寿命が3年程度と言われていますので

数年で野良猫さんの数はぐっと減らす事が出来る という考え方です。

 

既に自治体レベルで、この活動をなさっている地域もありますし

町会レベルであれば、もっと数多くこの活動はなされています。

 

そして、私がこの活動を知ったのは5年ほど前ですが

そこから始めた地域は確実に成果をあげています。

 

 

 

 

 

 

「猫を・・減らす・・成果なのニャ・・」

 

 

 

そんなしょんぼりしないで。ショボーン

 

猫好きであっても

お庭を猫に荒らされて困っている人もいれば

車にキズをつけられて困っている人もいますし

 

おうちで鳥と暮らしているから猫は困る人もいれば

 

無責任な餌やりのせいで、害虫などが増えて困っている人もいます。

 

猫さんが嫌いではなくても、猫さんに憎しみが向くケースもあります。

 

それで問題になっている地域も沢山あります。

 

もちろん人間が優先される、人の生活が優先される

とてもわかりますし、そうであってもいいとも思います。

 

 

ですがせめて殺処分という方法で減らすのではなく

もう少しマシな方法で減らしたい。

 

それならば、不妊手術をすればいいんだ 

 

ベスト な方法というよりも ベターな方法なのかなと思います。

 

 

TNRや地域猫活動とは、猫を人道的に減らすための活動だと思います。

 

猫に迷惑している方々も殺処分はさすがに・・と思う人が実際は多いです。

 

だからむしろ、そういう人達には理解が得やすい活動でもあります。

 

いつか減るから、という事できちんとご説明すると理解下さいます。

 

たまに聞く耳一切なしで全部保健所連れてけー!って人もいますが・・。

 

 

むしろTNRや地域猫活動を反対する人というのは

猫好きさんの中におられる事も実は多いです。

 

 

餌はあげたいけど手術はしたくない。可哀想だから。

いっぱい増えたって困らない。

猫が増えるくらいでごちゃごちゃ言うな。

 

こうして餌だけを延々とあげて片付けも手術もせず

どんどん地域の猫さんを増やしていき

 

猫さんが嫌われるようになっていく という悪循環を招く猫好きさんもいます。

 

 

そういう人を説得するのは至難の業です。

 

だって理屈じゃないんだもの。

猫を減らしたくないのですからね。

 

 

 

 

 

 

「アンタはそんなに猫を減らしたいのニャ?」

 

 

 

 

まさか!私は町中がねこだらけでも幸せ幸せ!

おうちの庭で猫集会してくれるなら大歓迎ですよ!

 

 

 

でも、殺処分はどうしても嫌なんです。

嫌だからって全部の何万頭の猫さんを引き取る訳にもいかないし・・。

だからやっぱりTNRを奨めます。

 

 

ほんの20年~15年前までは年間100万頭の処分があったりしたのです

それが、愛護への考え方だったり

ボランティアさん達の頑張りだったりで、十分の一以上に減ったのですよね。

 

だったらゼロにする事だって出来るのだと思うし

そのうちになるでしょう。

 

実際に地域猫活動は数年前から比べたら浸透してきているのですから。

 

不妊手術への助成金や支援金を出す自治体も増えてきているし

変わってきています。

 

私はこの地域猫活動やTNR活動を推進したいのです。

 

 

何が正しい?かは賛否両論色々な意見があって当然です。

 

でも、殺処分というものを本当に心から恥じる世の中であって欲しいし

特別動物を大切にするとかではなくてもいいから

 

命として尊重して欲しい。それは私の揺ぎ無い想いです。

 

そして多くの皆さんに

捕獲器持って 猫を捕まえて手術して!と思ってる訳では全然なくって

 

ただただ知って欲しい。

 

こういう事があるんだなって事

そして何の為にこういう活動があるかって事を。

 

 

 

 

 

「絵本の宣伝するつもり・・だニャ?」

 

 

 

その通り!(笑) 

というのは冗談ですが

 

 

 

 

その一つとして、地域猫をわかりやすく描いた絵本を作っています

https://happytabby.theshop.jp/

 

 

 

もちろん 外で生きている猫さんだけが問題ではなく

ボランティアさんを困らせる問題は他にも沢山あるのですが

 

それはまた おいおい書いていきたいと思います。

 

 

 

めっちゃ長い文章にお付き合い下さった方

ありがとうございました!

 

これでも随分短くしているのです(笑)

 

また1つ1つの細かい問題点も書いていきたいと思います。

 

 

 

今日が皆様と猫様にとって素敵な1日になりますように♪

 

あ!忘れてた、私にとっても良い1日になりますように!