今日は「いや、いいんだけどね?」という話をしようと思う。

 

 

 以前、女性と商業施設のレストランフロアに食事に出かけたとき、事前に行こうと思っていた店が混んでおり、別の店に行くことになった。その子が近くにあった海鮮丼の店に行きたいといったので価格帯を見る。相場は2, 500円。私は思う。「高くね?まだ昼だが」しかし、ここで断ってケチだとも思われたくない。いや、いいんだけどね。

 

 

 葛藤ののち、店に入る。カウンター席で女性が左。私は右に座っている。しばらくののち、女性の座ってる席よりさらに左のほうから定員さんが注文した料理を運んでくる。定員さんは左からくるが、伝票は私だ。なんだこれ、会計は男が払うという偏見か?

 

 

 料理は少し多く、その子は残してしまっていた。そして、伝票をパスするわけにもいかず私がはらう。いや、いいんだけどね。世の中には会計を自分で払うことによってかっこつけたがる男がいるが、私はその気質ではないため、自分で払っておきながら、「ああ、払っとくよ」とぼそっと言うという感謝しづらい意思表示をしてしまう。このやり方が一番中途半端かもしれない。あるいは、キモいと思われたり、自分が金銭的に背伸びしたりしていようが、自分が払うときはどや顔で「俺が払うぜ」みたいなコミュニケーションをとるのが世の中を生き抜くかもしれない。(今度から自分が金払うときはカラっとした感じでしゃべろう。)

 

 

 このエピソードは別に誰かが悪いというわけではないが、ただ一人でいると感じることのない男としての役割が、女性といると際立ってきてもやっとしたことをここに書いただけだ。多分就職して収入を得ているっていうのもその役割を負う理由の一つになっているのかもしれない。私が気にすぎ名だけだと思うがこんなこと考えずに生きられたほうがいいかもしれない。

 

 

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