入浴後のミルクは僕の仕事である。

量は日によってバラバラ、30mlも飲まない時もあれば120mlをあっという間に飲み干す時もある。見極めは非常に難しい。

いつもは、スマホを見ながらミルクをあげるのだが今日はバッテリーがなかったのでじっくり観察をしてみた。

口にした途端一瞬笑顔になるのだが、その後から攻防が始まる。まずは、手が哺乳瓶を払い除けようとする。時々その僕よりも大きい目でなにか訴えてくる。

「あーーー」や「うぁーー」と雄叫びながら凄く険しい顔をする。その顔はママ譲りだ。

口をチュパチュパ動かし飲んでいると思いきや10mlも飲んでない。思わせぶりな我が子である。

力が強く哺乳瓶を持ち上げたり、首を左右に揺らす。
休憩しながら飲ませているとふと思う。

優和くんからしたらそんなにお腹空いていないのに飲ませてくる親父。

そこまでお腹空いて無くても飲んでくれるから優しいね。

すくすく育っています、我が息子です。