(一部、ショッキングな表現があります。しかし、伝えなければいけない事実でもあります。ご了承ください)

あくまで個人意見ですが、このアニメについて今回の日記で取り上げようと思います。


「アニメーションなら描けるという問題がある」木下小夜子さん


8月6日、広島は「原爆の日」を迎えました。

8月6日、人類で初めて原子爆弾が投下された日。

そして・・・

1945年、平和な廣島が一瞬で地獄絵図に変わった日でもあります。

一発の爆弾、一瞬の閃光が大地、建物、人を一瞬にして焼き尽くしました。

そして、1978年。

「8月6日」の廣島を描いたアニメーションが誕生しました。

「ピカドン Pica-don」

監督は「カリキュラ・マシーン」やテレビゲーム「SWITCH」でお馴染みの木下蓮三氏と木下小夜子氏

音楽は後にすぎやまこういち氏のお弟子さんで「伝説巨神イデオン」や「聖戦士ダンバイン」の富野作品に携わる小六禮次郎氏。

この映画を初めて見た時、「はだしのゲン」以上の衝撃を受けました。

上映時間は4分ほど。しかし、この数分の中に原爆の恐ろしさ、惨さ、そして・・・日本アニメの技術の高さも窺い知ることができます。

小六禮次郎氏のピアノに載せて平和な廣島が映し出されます。

しかし、原爆が落ちた瞬間・・・、地獄絵図になります。

原爆が炸裂した瞬間は一生忘れないと思います。

子供を抱いた母親が焼けただれるシーン

空を眺めていた先生の顔がプクプク膨らみ破裂し目が飛び出るシーン。

グラウンドでラジオ体操をしていた子供達が一瞬に焼けたただれ

遺体が溢れ、地獄風呂みたいに沸騰した川。

痛みでさまよう人を掴んだ瞬間。肉が剥がれ骨がむき出しになる人。

実際の出来事をアニメにした「ピカドン」は衝撃的な内容でした。

今回、アップすることにしました。

自分自身ためらいました。しかし、この作品は「はだしのゲン」と共に後世に残さなければいけない作品だと思いました。

ダイナミック・セラーズ出版より絵本が出版されていますが、DVD化は無理かも知れません。数年前に深夜帯や「おもいっきりテレビ」でも紹介されてました。

目を背けたくなるシーンが沢山あります。ご覧になる場合はお気をつけてご覧ください。


(絵本版)
http://www.youtube.com/watch?v=oHfgk5AaQMc

(映像版)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm14535113