2016年度の就活真っ最中だね。今の4年生は暑い中、リクルートスーツで大忙し。ESにWebテスト、テストセンターの受験で大忙し。
なのに、2015年5月になると、2017年度版の就活本が本屋に並んでいる。びっくり！
■企業の採用スケジュールが変わった！
昨年度までは、12月1日広報開始、4月1日選考開始というのが、経団連の指針。だから、4月中に内定が出て、就活は一段落だった。だから、就活本は毎年5-6月になると刊行されていた。
でも、今年から、安倍総理の意向で、経団連の指針は、3月1日広報開始、8月1日選考開始に変更された。8月中に内定が出て、就活は一段落になるでしょう。だから、就活本は2015年9-10月に刊行されるはず。
■5月刊行の「2017年度版 就活本」は買う価値がない！
ところが、もう5月にもう就活本が出ている！
なぜかというと、早めに刊行して、金儲けしようという悪い出版社が多いってこと。
16年度版と17年度版だと、新しいほうが、最新情報が入っていて良さそうに見えるもんね？
でも、本当にそうかな？
■取材を始めてから、本屋に並ぶまで半年かかる！
だいたい著者が原稿を出版社に渡してから3ヶ月で本ができあがり、書店に並ぶ。
http://www.1book.co.jp/003892.html
http://www.sano51.com/pg68.html
著者が取材して、原稿作るのに、内容にもよるけど、仮に3～4ヶ月としようか。
1～2ヶ月取材＋1～2ヶ月原稿作成。
すると、刊行の6～7ヶ月前時点での取材情報をもとに本が作られるってことになる。
2015年5月刊行の書籍で、6～7ヶ月前てのは、2014年10月とか11月ってことになる。
これはさすがに2016年度の就活始まってないね！
つまり、2015年5月刊行の「2017年度版 就活本」ってやつは、前年度（2016年度）の就活情報を一切反映していないことになる。
つまり、この時期に出ている「2017年度版 就活本」は買う価値がないってこと！
■最新情報が入っている「2017年度版 就活本」は2015年9月以降に発売されるはず！！
2015年3月広報開始だから、3月末時点の情報を取り入れて、書籍を作るとして、6～7ヶ月後は2015年9月とか10月ってことになる。
2017年度版の就活本で、ちゃんと最新情報が入っていると期待できるのは、2015年9月とか10月刊行のものとなる。
3年生はあせって2017年度版の就活本を買わないように。
9月とか10月に良心的な出版社の就活本が出るのを待てば良い。
■良心的な出版社はここだ！
日経HRは以前から9月刊行なので、たぶん今年も9月くらいでしょう。ここは日経新聞グループなので、良心的な本を出している。就職情報サイト「日経ナビ」を運営しているところだしね。
https://www.nikkeihr.co.jp/book/index.php
5月29日現在、毎年就活本を出してる出版社で２０１７ねんどばんをまだ刊行していない出版社は、ほかに洋泉社、実務教育出版、マイナビくらい。
マイナビもだいたい8月くらいに刊行しているので、期待できる。就職情報サイト「マイナビ」を運営しているところだしね。
https://job.mynavi.jp/conts/2016/mynavi_book/
特に、洋泉社は筆記対策本に特化して、エッジの効いた最新情報の本を毎年出しているので、期待したい。
2016年度版では、SPI以外のテストセンターが登場したことを唯一載せた本を出してくれた。
玉手箱、TG-WEB、SCOAでもテストセンターが実施されているらしい。 →http://www.spinote.jp/webtest/webtest03.html
2017年度版では再現問題などが増えることを期待したい。
洋泉社を知らない人でも、「映画秘宝」出している出版社だと言えばわかるでしょ？映画好きなら絶対わかるはず！王子は映画大好きなの！
http://www.eigahiho.jp/