キックオフ:14:00 /試合会場:等々力陸上競技場


川崎F 見どころ



2点差を付けて勝利を挙げれば、自力でACLへの出場権を獲得できる3位以内へ浮上する。そのためにも、リードを奪いながら二度にわたって追い付かれたことに加えて、終了間際にも得点を献上してしまった守備の修正が急がれる。特に、これまで全試合にフル出場し、攻守に貢献している小宮山を欠くため、左サイドバックをだれが務めるのかは最も重要な項目といえそうだ。一方、ゴールの場面では個の判断の的確さが際立っていた。すきを見付けるのが難しい相手なだけに、同様のプレーを披露できるかがカギとなるだろう。



鹿島 見どころ



名古屋との大一番を制したものの、首の皮一枚でつながっている状態に変わりはない。勝ち続けることが必すだが、不動の2トップの一角を占める興梠の欠場が大きな痛手といえる。代役にだれが選ばれるのか、2トップの形は前節と同様に縦の関係になるのかなど、興味は尽きない。指揮官の決断はいかに。さて、相手は欠場していた選手たちが復帰し、アウエーで接戦をものにするなど勢いに乗っている。津波のごとく押し寄せる攻撃に飲み込まれることなく、それを受け流しつつ反撃に転じる巧者振りを見せられるかも、注目点といえそうだ。



第28節、アウェイ京都戦。上位進出のために落とせない試合が続くが、J1残留に望みをかける京都も必死で勝負を挑んでくることが予想される。気温が下がってきた京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場。17:04キックオフ。

フロンターレのスターティングメンバーは、ジュニーニョと矢島の2トップ、中盤右に田坂、左にヴィトール、中村と稲本のダブルボランチ、小宮山-伊藤-菊地-森の最終ライン、GK相澤。2分、フロンターレの攻撃。稲本が裏のスペースへボールを入れ、抜け出した小宮山が左サイドからクロス。ボールを受けた矢島がシュートを放つが、DFにブロックされる。さらに3分にも右サイドの森からクロスが入り矢島がシュートを放つが、ここも京都DFがブロック。6分、京都の攻撃。右サイドから崩しをかけられクロスを入れられるが、GK相澤の好セーブでピンチをしのぐ。7分、フロンターレの攻撃。ヴィトールとのワンツーから抜け出したジュニーニョがミドルシュートを放つが、これは惜しくもゴール左に外れる。7分、9分と京都に圧力をかけられ、西野、ドゥトラとミドルシュートを打たれるが、ゴール前でディフェンス陣が体を張ってブロック。10分、フロンターレの攻撃。中村が縦パスをヴィトールが受け、左サイドに回った矢島がシュートに持ち込むが枠を外れる。13分にも中村が縦パスをジュニーニョが戻し、ここに中村が走り込むが、シュートはDFにブロックされる。しかし迎えた15分、森が右サイドをドリブル突破。クロスはゴール前を流れるが、こぼれ球を拾った小宮山が右足でグラウンダーのシュートを決め、フロンターレが先制点を挙げる。(1-0)

17分、フロンターレの攻撃。カウンターから押し込み田坂が左サイドへ展開。矢島がシュートに持ち込むが、ここはDFにブロックされる。その後は京都に押し込まれる時間帯が続くが、ディフェンス陣が集中を切らさず守り相手のミスを誘う。しかし迎えた29分、水本のロングボールからゴール前で混戦となり、抜け出したドゥトラにシュートを決められ同点に追いつかれてしまう。(1-1) 31分、京都の攻撃。ボールを奪われカウンターを浴び最後は染谷がミドルシュートを打たれるが、これは枠を外れる。34分、フロンターレの攻撃。京都の攻勢をしのいで矢島がドリブルからボールキープ。中村からパスを受けたジュニーニョが強烈なミドルシュートを放つが、このボールはゴール右に外れる。36分、中盤でジュニーニョがルーズボールを拾ってスルーパス。矢島がゴール前に迫るが、惜しくもシュートに持ち込めず。38分、中村が右サイドに展開。森がクロスを入れるが、GKがパンチング。こぼれ球を拾った中村がミドルシュートを放つが、惜しくもゴール上に外れる。41分、京都の攻撃。ロングボールのこぼれ球を拾った安藤にシュートを打たれるが、枠を大きく外れる。ロスタイム、フロンターレの攻撃。自陣で稲本がパスカット。そのままカウンターに持ち込むが、田坂のラストパスは惜しくも通らず。フロンターレが幸先良く先制したものの、前に圧力をかける京都にキック&ラッシュで追いつかれる展開。前半を1-1で折り返した。


川崎フロンターレ:高畠 勉 監督
あせらずにボールを動かすこと。攻めている時のリスク管理をしっかりする。攻守の切り替えを早く。球際にしっかり競り勝つ。

--------------------------------------------------------------------------------

京都サンガF.C.:秋田 豊 監督
ボールを奪ってからのつなぎを大事に。あせることはない。後半、必ずチャンスは来る。セットプレーで点を取るぞ。
ハーフタイムのロッカールーム。「焦らずにしっかりボーを動かして、しっかり勝ち切って勝点3をもって帰るぞ!」と高畠監督。45分、京都の攻撃。コーナーキックから混戦となりボールがこぼれるが、ここはGK相澤がキャッチ。46分、直後にフロンターレが反撃。ロングボールのこぼれ球を拾った小宮山が左サイドからクロス。ジュニーニョがダイレクトで左足を合わせるが、ボレーシュートは惜しくも枠に飛ばず。49分、中村の縦パスを受けたジュニーニョがドリブル突破。右サイドからシュートを放つが、GKに止められる。その後は京都にロングボールからセカンドボールも拾われ押し込まれる時間帯が続く。53分、ディエゴに裏を取られ決定的な場面を作られるが、安藤のシュートは枠を外れことなきを得る。54分にもディエゴに左サイドからシュートを打たれるが、ここも枠を外れる。55分、フロンターレの攻撃。ペナルティーエリア左からのフリーキック。田坂のクロスはゴール前でクリアされ、セカンドボールを拾ってパスをつなぐがフィニッシュには至らず。56分、田坂に代えて黒津が入り、そのまま右サイドハーフへ。57分、京都の攻撃。フリーキックの流れからこぼれ球を拾った安藤にミドルシュートを打たれるが、GK相澤がキャッチ。58分、フロンターレの攻撃。中央突破からジュニーニョがミドルシュートを放つが、枠を外れる。58分、京都の攻撃。ロングボールから押し込まれて一気にピンチを招くが、GK相澤が果敢に飛び出し京都のファールを誘う。66分、フロンターレの攻撃。右サイドのジュニのクロスにゴール前の黒津が合わせるが、惜しくもGKに止められる。67分、ジュニーニョがドリブルからスルーパス。右サイドの森が追いつきクロスを入れるが、フィニッシュには持ち込めず。

68分、直後に京都にカウンターを浴びドゥトラに飛び出されるが、GK相澤が果敢に飛び出しセーブ。危ない場面だった。71分、フロンターレの攻撃。ヴィトールのコーナーキックを黒津がニアですらすが、DFにクリアされる。72分、京都の攻撃。コーナーキックをしのがれ決定的なカウンターを浴び、5対3の数的優位を作られるが、ラストパスが合わず難を逃れる。その後も京都に圧力をかけられ押し込まれる時間が続くが、迎えた75分、矢島からボールを受けた黒津が右サイドから切れ込み強烈なミドルシュート。ワンチャンスを沈めて勝ち越し点を挙げる。(2-1) 76分、稲本に代えて横山がピッチへ。76分、フロンターレの攻撃。中盤でヴィトールがパスカット。カウンターからヴィトールのラストパスを受けたジュニーニョがシュートを放つが、GKにキャッチされる。2枚替えで勝負に出る京都。フロンターレも82分、ヴィトールに代えて谷口を投入。しかし85分、京都の攻撃。ペナルティーエリア右前からフリーキックを与え、ディエゴのシュートはGK相澤が好セーブでしのぐが、こぼれ球を拾われ、中村太のクロスを郭に落とされ、これを中村充に決められ同点に追いつかれてしまう。(2-2) しかし直後の86分、左サイドの小宮山からのスルーパスを受けた中村が左サイド深い位置から意表を突いて左足でシュート性のボールを入れ、これがゴールネットに吸い込まれ、フロンターレが再び勝ち越し。(3-2) さらに88分、矢島が左サイドからDFを引き連れながら強引にドリブル突破。そのまま深い位置に持ち込み、折り返し。このボールをジュニーニョが落ち着いて決めて、追加点を挙げる。(4-2) しかし粘る京都はロスタイム、自陣からパスをついてドゥトラがアーリークロス。このボールを金にピンポイントで合わされ、1点差に追いすがられる。その後も京都に攻勢をかけられる時間が続くが、ぎりぎりのところでチームディフェンスでしのぎ、4-3でタイムアップ。


終盤に試合が動く激しいゲーム展開となったが、終始先手を取ったフロンターレが苦しみながらも京都の追撃を振り切り白星。アウェイで勝点3を奪い取った。

實藤友紀(さねとう・ゆうき)

現所属 高知大学 ※2011年卒業予定

ポジション DF

生年月日 1989年1月19日

身長/体重 178cm/71kg

血液型 B型

出身 徳島県徳島市

経歴 昭和イレブン(徳島県) ─ 徳島FCリベリモ(徳島県)[徳島市立昭和小学校(徳島県)] ─ 徳島市立富田中学校(徳島県) ─ 徳島県立城南高校(徳島県) ─ 高知大学(高知県)

本人コメント
『このようなチャンスをくださった川崎フロンターレ、そして私に関わるすべての皆さん、特に家族に感謝しています。これからは、今までと環境が違う中で、自分の特徴を最大限発揮してチームのいい刺激になりたいと思います。一生懸命頑張ります。川崎フロンターレのサポーターの皆さん、よろしくお願いします。』



棗佑喜(なつめ・ゆうき)

現所属 駒澤大学 ※2011年卒業予定

ポジション FW

生年月日 1988年11月18日

身長/体重 184cm/76kg

血液型 A型

出身 福井県武生市

経歴 武生FCブルーキッズ(福井県)[武生市立白山小学校(福井県)] ─ 武生FC Jr.ユース(福井県)[武生市立武生第五中学校(福井県)] ─ 福井県立丸岡高校(福井県) ─ 駒澤大学(東京都)

本人コメント
『川崎フロンターレへの入団が内定し大変嬉しく思います。今まで応援し、支え続けて下さった皆さんに感謝し、川崎フロンターレの為に一生懸命頑張りたいと思います。サポータの皆さま、どうぞ応援宜しくおねがいします。』



谷尾昂也(たにお・こうや)

現所属 米子北高校 ※2011年卒業予定

ポジション FW

生年月日 1992年5月29日

身長/体重 180cm/70kg

血液型 B型

出身 鳥取県鳥取市

経歴 河原FC(鳥取県)[鳥取市立河原第一小学校(鳥取県)] ─ みわサッカークラブ(鳥取県)[鳥取市立河原中学校(鳥取県)] ─ 米子北高校(鳥取県)

本人コメント
『今まで支えてくれた家族、監督、コーチ、一緒にプレーした仲間に感謝したいと思います。自分が川崎フロンターレで活躍することで恩返しをしたいです。ゴールを決めることで、サポーターの皆さんにも認めてもらえるように頑張りますので、応援よろしくお願いします』




福森晃斗(ふくもり・あきと)

現所属 桐光学園高校 ※2011年卒業予定

ポジション DF

生年月日 1992年12月16日

身長/体重 181cm/71kg

血液型 AB型

出身 神奈川県藤沢市

経歴 FC高谷04(神奈川県)[藤沢市立高谷小学校(神奈川県)] ─ 藤沢市立村岡中学校(神奈川県) ─ 桐光学園高校(神奈川県)

本人コメント
『自分の夢だったプロサッカー選手になれてうれしく思います。両親、監督、スタッフの皆さん、そして小学校、中学校、高校のチームメイトに出会うことができ、今の自分があると感謝しています。一日でも早く試合に出場し、恩返しをしたいです。川崎フロンターレのサポーターの皆さんに愛される選手になる為に、日々向上心を持って努力していきますので、応援よろしくお願いします。』





田中雄大(たなか・ゆうだい)

現所属 関西大学 ※2011年卒業予定

ポジション DF

生年月日 1988年8月8日

身長/体重 168cm/67kg

血液型 0型

出身 滋賀県野洲市

経歴 三上JFC(滋賀県)[野洲市立三上小学校(滋賀県)] ─ YASUユース(滋賀県)[滋賀県立野洲中学校(滋賀県)] ─ 滋賀県立野洲高校(滋賀県) ─ 関西大学(大阪府)

本人コメント
『この度、川崎フロンターレに入団が決まり大変嬉しく思います。私に関わっていただいた方々に感謝し、そしてその気持ちを胸にフロンターレの一員として勝利に貢献していきます。またW杯出場という夢に向け頑張りますので、サポーターの皆さん、ご声援よろしくお願いします。ぜひ僕の左足を観に来てください。』



フロンターレの入団内定の5選手をまとめましたb
キックオフ:19:00 /試合会場:ヤマハスタジアム(磐田)

ジュビロ磐田
-
- 川崎フロンターレ

試合前




※得点や警告など、ロスタイムに発生するイベントで時間表記が異なって表示される場合があります。その際は確認後、修正いたします。

ジュビロ磐田 スターティングメンバー

位置 背番号 選手名 交代
GK 1 川口 能活
DF 5 駒野 友一
DF 4 大井 健太郎
DF 13 イ ガンジン
DF 14 パク チュホ
MF 6 那須 大亮
MF 27 上田 康太
MF 11 西 紀寛
MF 28 船谷 圭祐
FW 8 ジウシーニョ
FW 18 前田 遼一
ベンチ入り選手
位置 背番号 選手名 交代
GK 21 八田 直樹
DF 3 岡田 隆
DF 16 金沢 浄
MF 10 成岡 翔
MF 15 菅沼 実
MF 23 山本 康裕
FW 19 荒田 智之
川崎フロンターレ スターティングメンバー

位置 背番号 選手名 交代
GK 21 相澤 貴志
DF 19 森 勇介
DF 17 菊地 光将
DF 2 伊藤 宏樹
DF 8 小宮山 尊信
MF 20 稲本 潤一
MF 14 中村 憲剛
MF 6 田坂 祐介
MF 11 ヴィトール ジュニオール
FW 10 ジュニーニョ
FW 7 黒津 勝
ベンチ入り選手
位置 背番号 選手名 交代
GK 28 杉山 力裕
DF 5 薗田 淳
MF 16 楠神 順平
MF 18 横山 知伸
MF 22 木村 祐志
MF 29 谷口 博之
FW 15 矢島 卓郎




磐田 見どころ



下位に沈む相手からとはいえ、リーグ戦で3連勝と調子は良好だ。その要因の1つは、最大の武器であるサイドアタックが威力を発揮していることだろう。中盤での軽快なパスワークからダイナミックにタッチライン際を活用し、多くの決定機を創出。敵も同様にサイドから果敢に攻撃を仕掛けてくるだけに、そこでの主導権争いで優位に立つことが求められる。後方からの積極的なオーバーラップや前線のプレーヤーが幅広く動き回ることによって、攻撃に変化を付けたい。果たして、ホームで先勝できるか。

川崎F 見どころ



敵地で迎える初戦であるだけに、焦点はアウエーゴールを奪えるか。縦へ速い攻撃を得意とする彼らは、前掛かりになって攻めてくる相手を攻略することにたけているはず。鋭い縦パスから快足を誇るアタッカーを存分に生かしてプランを完遂したい。だが、そのためには守備の安定が必要不可欠だ。的確な守備ブロックを築き、ボールホルダーには絶えず体を寄せ続けることが重要となる。中でも、敵の得点源である前田には、細心の注意を払わなければならないだろう。

フロンターレのスターティングメンバーは、ジュニーニョと黒津の2トップ。中盤右に田坂、左にヴィトール、中村と稲本のダブルボランチ、小宮山-伊藤-佐原-森の最終ライン。GK相澤。立ち上がり2分、いきなりフロンターレがゴールを挙げる。中盤でボールを奪ってヴィトールが左サイドをドリブル。クロスはゴール前でGKにはじかれるが、こぼれ球をジュニーニョが合わせてフロンターレが幸先良く先制点を挙げる。(1-0) 6分、フロンターレの攻撃。中盤で中村が裏のスペースへボールを入れ黒津が走り込むが、惜しくもタイミングが合わず。8分、ボールをつないで押し込み、ルーズボールを奪い返してケンゴがスルーパス。裏に走り込んだヴィトールは惜しくも触れず。10分、稲本のロングフィードにヴィトールが走り込むが、このプレーは惜しくもオフサイド。13分、コーナーキックのクリアボールのこぼれ球をつないで押し込み、小宮山が左サイドからクロスを入れるがゴール前には合わず。16分、湘南の攻撃。ロングボールのこぼれ球に詰めた小澤のシュートはディフェンス陣がブロック。17分、フロンターレの攻撃。ボールをつないで押し込み、ヴィトールからボールを受けたジュニーニョがミドルシュート。しかしこのボールはゴール右に外れる。18分、フロンターレの攻撃。中村のサイドチェンジから右サイドの森がドリブル突破。切れ込みながれ左足を振り抜くが、シュートは惜しくもDFにブロックされる。 19分にも森が右サイドからミドルシュートを放つが、ここもDFにブロックされる。迎えた20分、ダイレクトでパスをつないで中央突破。ヴィトール、黒津とのコンビネーションからジュニーニョが抜け出し、ボールを右サイドに流し込み追加点を挙げる。(2-0)

21分、湘南の攻撃。ロングボールを田原にすらされ裏のスペースにボールが出るが、伊藤が後ろ向きでクリア。24分、カウンターから右サイドの寺川にクロスを入れられるが、ニアサイドで稲本が対応。24分、湘南の右コーナーキックはゴール前を通過。そのままラインを割る。25分、フロンターレの攻撃。湘南陣内に圧力をかけ、右サイド田坂が折り返し。クリアボールを拾った稲本がミドルシュートを放つが、惜しくもクロスバー直撃。さらにこぼれ球をジュニーニョが合わせるが、シュートは枠を外れる。29分にもセットプレーのこぼれ球を拾った稲本が強烈なミドルシュートを放つが、GKの好セーブに阻まれる。迎えた32分、中盤で稲本がチェイスをかけ、ボールを奪ってカウンターへ。黒津がタメを作り、左サイドでボールを受けたヴィトールがクロス。ジュニーニョが胸トラップから左足で狙いすましたシュートを放ち、前半でハットトリックを達成する。(3-0) 38分、フロンターレの攻撃。中村とのコンビネーションから右サイドに流れたジュニーニョがクロスを入れるが、ゴール前のヴィトールには惜しくも合わず。39分、中盤でボールを奪ってジュニーニョが左サイドへ展開。上がってきた小宮山がミドルシュートを放つが、このボールはゴール右に外れる。迎えた40分、湘南に一瞬のスキを突かれる。阿部がポストプレーから寺川にミドルシュートを決められ、湘南に1点を返される。(3-1) 42分、フロンターレの攻撃。ボールをつないで右サイドの森がドリブル突破から切り返してクロス。ジュニーニョがヘッドで合わせるが、惜しくもミートできず。立ち上がりに先制点を奪ったフロンターレが攻勢をかけ、前半で早くもジュニーニョがハットトリック。主導権を握り、3-1で前半を折り返した。


川崎フロンターレ:高畠 勉 監督
サイドに起点を作って。ラストパス、フィニッシュの精度を上げていこう。2ndボールの処理をしっかりと。もう一度、45分、しっかりと自分達のサッカーを続けていこう。

--------------------------------------------------------------------------------

湘南ベルマーレ:反町 康治 監督
慌てずにビビらずにやろう。千十つの問題じゃない。練習したことを出せ。
ハーフタイムのロッカールーム。「3点取ったところまでは素晴らしかった。でも相手は死んでいないぞ。しっかり後半のゲームに入っていけ!」と高畠監督。「3-1だぞ!立ち上がりのゲームの入り方を考えよう。次の1点が大事だぞ」と中村。「シンプルに、シンプルに自分たちでリズムを作ろう」とジュニーニョも声をかける。湘南は2選手を交代。45分、湘南の攻撃。中盤でボールを奪われカウンターを浴びるが、ここはディフェンス陣がクリア。49分、フロンターレの攻撃。自陣で稲本を起点にカウンターをかけ、右サイドの田坂が折り返しを入れるが、ゴール前にはタイミングが合わず。50分、中盤で稲本がボールカット。ボールを受けたジュニーニョがミドルシュートを放つが、ゴール上に外れる。52分、右サイドからのコーナーキック。ヴィトールからのボールをファーサイドで黒津がヘッドで合わせるが、シュートは惜しくも止められる。迎えた53分、ショートカウンターから田坂がドリブル。スルーパスを入れ、ボールを受けたジュニーニョが戻し、パスを受けた中村が切れ込みながらミドルシュートを決め4点目を挙げる。(4-1) 56分、フロンターレの攻撃。中盤からヴィトールがスルーパス。左サイドを抜け出したジュニーニョがクロスを入れるが惜しくもクリアされる。58分、湘南の攻撃。ロングボールをヴァウドにすらされ、クリアのはね返りから阿部にシュートを打たれるが、シュートはゴール左に外れる。危ない場面だった。64分、フロンターレの攻撃。ショートコーナーから中村がクロスを入れるが、GKにキャッチされる。直後に湘南にカウンターを浴びるが、ヴァウドのラストパスは阿部にはタイミングが合わず。65分、湘南の攻撃。ヴァウドに勝負をしかけられるが、ゴール前でどうにか防ぐ。65分、フロンターレの攻撃。ヴィトールのスルーパスからカウンター一閃。ジュニーニョが走り込みループシュートを放つが、惜しくもGKの好セーブに阻まれる。

66分にもコーナーキックのこぼれ球を拾った田坂がミドルシュートを放つが、ここもGKの好セーブに阻まれる。68分、左サイドから崩しをかけてボールをつなぎ、黒津がシュート。しかしDFに当たって惜しくもゴール左に外れる。72分、左サイドから小宮山がシュート。ブロックされたボールを小宮山が拾ってクロスを入れ、ジュニーニョがダイレクトで合わせるが惜しくもGKに阻まれる。73分、セットプレーからボールをつなぎ、最後は小宮山がミドルシュート。しかし、ここもGKの好セーブに阻まれる。湘南を圧倒しながら追加点を奪えない時間帯が続くが、迎えた75分、ヴィトールが右サイドから切れ込み、目の覚めるようなミドルシュートを決めて5点目を挙げる。(5-1) 76分、湘南の攻撃。ヴァウドのポストプレーから寺川に抜け出されるが、佐原がコースに飛び込みシュートは左に外れる。危ない場面だった。78分、田坂に代えて谷口がピッチへ。79分、湘南の攻撃。スルーパスに阿部が抜け出すが、谷口が体を張ってディフェンス。このあたりから急激に雨脚が強くなる。81分、黒津に代わり、ひさびさの出場となる矢島がピッチへ。81分、フロンターレの攻撃。中盤でボールを奪って左サイドのジュニーニョがクロス。DFに当たってコースが変わったところ矢島が詰めるが、ヘディングシュートはうまくミートできず。83分、湘南の攻撃。エメルソンにドリブル突破を許すが、伊藤がスライディングでカバー。83分、カウンターからヴァウドにシュートを打たれるが佐原がブロック。迎えた87分、中村が浮かし球を前線へ。矢島が追いつき戻したボールを、小宮山が右足で強烈なミドルシュートを決め6点目を挙げる。(6-1) 88分、稲本に代えて横山がピッチへ。88分、フロンターレの攻撃。バイタルエリアで細かくパスをつなぎ、中村からのラストパスを受けた谷口が左足でシュートを放つが、このボールは惜しくもゴール左に外れる。その後も攻勢をかけ続け、6-1のままタイムアップ。


ひさびさにフロンターレの攻撃陣が爆発。アウェイながら6-1という大差で勝点3を奪い取り、リーグ戦の連敗をストップさせた。