何があっても動じない。それが本当の「積極的」ということだ
多くの人が「積極的=ポジティブで元気」という外側へのエネルギーだと捉えがちです。でも天風先生の説く「積極的」はもっと深く、もっと静かな強さを指しています。天風哲学における「真の積極」を紐解くと以下のようなポイントが見えてきます。◆「絶対的」な心の状態一般的なポジティブさは、良いことがあったら喜ぶ、悪いことがあったら落ち込むといった「相対的」なものです。しかし、天風先生が言うのは「絶対的積極」周りの状況がどうあれ、自分の心の平和や強さを他人に明け渡さない。つまり、「環境の奴隷にならない」という強い意志のことです。◆「何があっても動じない」の正体これは感情を殺してロボットになることではありません。嵐の中にいても、心の底(潜在意識)には波風を立てない。「困ったことが起こった」ではなく「さて、どう料理してやろうか」と、事態を客観的に見る。このように、感情に飲み込まれる前に「心の手綱」を握り直すことを指しています。天風先生は、人間の生命の根本は宇宙のエネルギー(気)とつながっていると考えていました。「自分は宇宙の一部であり、本来強い存在!」と確信することで、何が起きても「まぁなんとかなる(なんとかする)」という境地に至ることができる!これが、天風流の「積極的」な生き方です。「瀬戸内寂聴一日一訓」はこちら