昨年末 、海外の何とかと言うメーカーから、1/72 vva14 が発売されると聞き、驚きと共に、その瞬間もの凄い物欲に駆られたものです。

只ちょいと調べてみると、これが一万円以上の高額商品であることに加え、簡易インジェクションという、とても国内メーカー並みの出来きは期待薄な、胡散臭い品であることが判りました。

溜飲は下げられ、発作的にポチる事はなくなったものの、『エクラノプラン』 それは何とも甘美で刺激的な響きを私の頭の中に残したのです。

『エクラノプラン』 この言葉を初めて知ったのは1990年代のマンガ 機神兵団 岡昌平版でした。

そこでは敵方ナチスの機体、パンツァーカバリエルとして登場し、初戦では圧倒的なスピードと火力で、主役側二機の機神を圧倒し、退却に追い込む活躍をしております。

その刷り込みが鮮烈であったため、『エクラノプラン=超カッコ良い!!』の公式がいまだ刻まれて消えることはありません。

vva14 を諦めきれず、女々しくネットを検索していると、とある物がヒットしました。

値段的にも 2000円ちょいと、かなりのリーズナブル。

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買ってみました!

東欧のメーカー、ズベズダ製です。

21世紀に、こんな機体の新製品を発売してくれるなんて、ズベズタ偉い!!

ところが蓋を開けると、何やら見覚えのあるパーツがビニール袋にも入らず、むき出しで転がってるではありませんか。

ランナーの刻印は確かにズベズダですが、これは間違いなく昔レベルから発売されていた物です。

そこで確認してみました。

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やはり、そうです!

しかも、ズベズダの方は型の痛みが進んでいるらしく、『ダボのピンを自分で加工して合うようにしろ』とインストに書いてある、ロシア語だからよく解らんが。

でも、まあ、15年位絶版状態のキットを再販してくれたと思えば、嬉しい事ではありますけどね。

値段も800円位、値下げしていますし。