私のハンドメイド作品を置いてもらっている、
穂高神社の中にあり自然食品などを扱う「よろずやいっかく」さんは、
開店して8年目を迎えるとのこと。
開店当初から、フェルトの小物やターバンなどを置かせてもらっていますので、
私は8年近く手ぬいのターバンを作っているのだなと気がつきました。
何種類かターバンを置かせてもらっているので、調味料や野菜を買いに行った時に棚を見て、
ターバンが少なくなっていたら作って足して、を繰り返していたら8年。
布小物であるターバン。雑貨屋さんや量販店、どこにでも置いてあります。
その中から私が作ったものを選んでくれた奇跡に近い出会い。
どこにでもあるターバンだからこそ、永く丈夫に快適に使えるようにと大切にしていることがあります。
生地は天然素材を使い、綿は国産、リネンやウールならばできるだけ上質なものを選び、
ゴムもしなやかに伸びて堅牢な国産を使用し、国内メーカーの手縫用の針と右よりの糸を使い、一針一針丁寧にぬっています。
手ぬいですので、作業工程を簡略化したり生産性をアップすることもできませんが、
手ぬいだからこその、空気を含んだフワッとした仕上がりが私は美しいと感じているので、ターバン類は手縫いで作っています。
8年近く地道に誰かの手に渡っているのだなと思ったら、本当に感慨深く、
いっかくさんと手に取ってくれた方に、改めて感謝の気持ちが湧いてきた年末です。






































