3学年はクラス替えで友達ゼロから始まった。当時は心配したけど見守るしかなかったな。


5月か6月?のある日。

頭痛がするから休みたいと言う息子。


頭痛くらいなら薬を飲んで治まったら遅刻して学校に行けば?と提案したけど、反応が悪かった。


よくよく聞くと、友達がいなくてクラスに馴染めないから辛いと言う。


今日だけ休ませてくれ

と泣きながら懇願された。


こんな時どう対応するべきなの?

分からん。

私の心の中はパニックだったと思う。


私の考えは、

「今日だけ休むことはできる

でも今日休んだところで状況は変わる?」


酷なことを言ったと思う。

今思い出しても胸が痛む。


休みたい息子と遅刻しても行かせたい私。


お互いの落とし所を探した結果、

息子は午後からなら登校するということで納得した。


私としては一度立ち止まるとそのまま学校に行けなくなるのではないかという不安があった。


担任の先生に相談してみる?


と聞くと猛烈に反抗された。


「先生に言ったとこで何が変わる?!何も変わらんやろ」


そうなんだよね。

もう中学生の人間関係に大人が介入してできることは少ない。

もうみんなそれぞれの考えを持って人と関われる年齢なのだから、それを第三者が無理矢理変えようとしても無駄よね。表面上なら可能かもだけど。


「みんなで仲良く」は小学校低学年までなんだよな。


息子はそのことをちゃんと知ってるんだな。と思って、ちょっと感心してしまった。


いや、普通に先生にそんなこと相談されるの嫌よね。今なら分かるけど、そのときは私も必死だった。


それから卒業まで、息子は1日も休むことなく学校に行きました。


その後、クラスに親しい友達はできなかったみたいだけど、それなりに喋れる友達ができたようだし、何より卒業アルバムのクラス写真には友達とふざけて写る息子の姿があった。


あー本当によかった、

私の知らないところで息子はこのクラスで頑張ったんだなぁと思った。


中学生になると親がしてあげられることって、本当に少ないね。何も見えなくて知らなくて最後に知る。


あの時、辛くても頑張って学校へ行った。

この経験はこれからの人生の糧になる。


そう信じてるよ。


でもどうしても辛いときは逃げてほしい。

その線引をちゃんとできる大人になってほしいと母は思います。