父がこの世を去りました。
昨年の同じ月、母が亡くなったばかりです。
母が亡くなってからの父は
それまで痴呆が出て困っていたのに
急にはっきりする事が多くなりました。
母が亡くなったことがどれだけショックだったのか
こういうことからもよく分かりました。
そんな父は自分を責め
泣いてばかりでしたが
毎日私達が施設に通うことで
段々落ち着いていきました。
母の供養をするときは
お呼びするお客様の名前も自分で挙げていました。
そんなときは家族で目を見張ったものでした。
今年に入ってからは、特に水さえ飲めない状態と
なりました。
鼻からの食事も、誤嚥性肺炎を引き起こす
もととなりました。
亡くなる直前、病院から電話が入り
父の元へ駆けつけました。
私が声をかけると
父が息を吹き返し、看護師さん達が
びっくりされました。
家族がみんな父の元に集まり
みんなが声をかける中
静かにこの世を去って行きました。
今回、私は付き添いで、仕事を終えてから
病院に宿泊をすることができました。
母の時は何もできなくて
母が亡くなってから病院へ到着するという
悲しい思いをしました。
だから、両親が相次いで亡くなったことは
大変寂しく悲しいことですが、
精一杯父と向き合うことができ
本当に良かったです。
みんなに囲まれて父は幸せだった
と思います。
またね・・お父さん・・ありがとう・・。