「やだ・・・ママ・・・こないで」
私は涙目で目の前にハンマーを持って近づいてくる母に
言った。
「何親にこないでとか言ってるのよ」
とママは怒鳴った。
私はしりもちをついたまま
少しずつ後ろに下がっていった。
それと一緒にママも一歩ずつ一歩ずつ
近づいてくる。
――あぁ、私は死ぬのかな。
そう、思った。
昔は皆で、パパとママとおにいちゃんと
よく遊びに行ったり、笑ったりしたな、と
思い出した。
今では皆無愛想で、私を見るとにらんでくる。
ママに虐められても誰も見向きもしない
この人達は本当に私の家族なの?
よく私は思ったいた。
でも今日でこんな世界ともお別れかもしれない
こんなことを思いながらもママは一歩ずつ
ゆっくりゆっくりと私に近づいてくる。
――ガチャ
ドアが開く音がした
誰か、確認したかった。
こんな状態なのに気はドアの方に向いていた
ママはそんな事まったく気にせず、又一歩、一歩・・・
と近づく前に、なぜか私の目の前でいきなり
ドサッ
と音を立てて、倒れた。
顔は思い切り床に打ち付けている
「な、んで・・」
私はその倒れたママを見て固まったままだった。
「早く逃げなさい。」
「え・・・」
私が顔を上げ声のする方を目をやるとそこには
