コロナ禍前からご依頼いただいていた講座が
実現しました。ありがたいです。
同じく泉大津市で活動されている
絵本の会ぽっかぽか ぽっぽさんからの
ご紹介。ありがとうございます。

ぽっぽさんのブログ❤️同志です。


冷や汗かきながら

指定されたスペースに駐車していたら

偶然ぽっぽさんと会えました。


日程調整が間に合わなくて

同じ館内で、

ぽっかぽかの皆さんと活動されているとのこと。

会いに来て下さる久しぶりの方も。

嬉しい。


「お知らせしたかった人がいた」と

他にも懐かしいお名前に胸熱くなります。

次のチャンスを待ちます。

当時より少し前進できている私を

感じてほしいです。


沢山の方に胸をかりて進んできました。

いつも

以前の未熟さが恥ずかしい。



ご依頼のチラシ写メを送っていただきました。




遠くにお住まいのブログ仲間モニカさんが

泉大津市について紹介されていて

市長の動画を見るきっかけとなりました。



「自分でよく考え選んでいく」

平和の絵本も、とのご依頼もあり

お伝えしたいテーマでもあります。



今迄、教職員組合からご依頼の講座参加者は

先生方が中心でした。


前日に最終人数など確認したところ

コロナの影響で

各校に録画を配布する形のため

当日はチラシなどから申込みされた方中心に

なるとのこと


当日

来てくださった方と

先生方に

お伝えしたいこと

物語の世界が共有できるように

息を合わせて絵本を選び読んでいきます。


子育て中の方から

90歳の方まで

ビデオの向こう側の先生方にも届くように。


宝物の歌でウォームアップ。

笑顔と、やっぱり涙も。



世界的に有名な絵本作家の自伝絵本から。




日本ではこちらが有名。


この絵本を選んだのは


今月のクーヨンの中の小さな記事が刺激に。


「パンとサーカス」という

古代ローマ時代の言葉に

ふれています。


パンは食べ物

サーカスは当時の 見せ物

の象徴だとか。

現代のサーカスは文化芸術と捉えています。



古代ローマ市民が

国家からパン(食料)とサーカス(見せもの)を

与えられ満足して

政治に無関心になったことを

詩人のユウェナリスが風刺した言葉であると

小説家の島田雅彦さんが

新聞連載されたご自身の「パンとサーカス」

という小説とともに紹介されていました。


📚私達の世界を

 少しでも良き方に転ばせていけるように

 文学の豊かさを味わい

 力を貯めましょう


と結ばれていました。



文学‥❓

文学でできるの?

と思われるかもしれません。


だけど

私がこの日

出会っていただきたくて

持っていった 平和 を象徴する絵本は


戦争、迫害の経験を

絵本

という文学、文化、芸術へと

昇華させた作品です。



きれいな色などなかった

色のない世界だったと言う絵本作家さんが

多いです。



チャップリンとヒトラーは同じ年に

4日違いで生まれたことを知りました。

ヒトラーの言葉にぞっとします。


広告を入れていないクーヨンの今月号は

子どもの発達の特集。

その特性や捉え方、伝え方だけでなく


子どもと食

について、丁寧に書かれています。


子ども達の近くにいて

実感することばかり。


何を選ぶのか

どう在りたいか

考えてみる機会になることを希望します。




改めて



戦争で故郷を焼かれ

何もかも失って

行き着いた土地では

食べものだけでなく

おもちゃも本もない。


パンを買いに行ったお父さんは

おなかをだますほどのパンも買えないから

壁一面を覆う大きな地図を買ってきて‥


主人公のぼく

も母さんも落胆‥。

ぼくは父さんを許せない。




次の日

父さんが地図を貼ると



   くらいへやに いろが あふれた

     


ぼくは うっとりした。



地図のおかげで ぼくは 

ひもじさも まずしさも わすれ

はるか遠くで 魔法の時間をすごした。


ぼくは

パンを買わなかった父さんを許した




前半の色のない世界が

後半は地図を飛び越えた空想の世界が

彩り豊かに最後まで続くのです。


後書きには作者の当時の写真や

才能溢れる書き写した地図もあり

どれほど、想像の世界に救われたかが

感じられます。



お父さんの選択は

きっと考え抜いたもので

その選択があったから


この世にこんなに美しい絵本があるんだ‥と

辛口の五味太郎さんが読む度

涙すると言われる

絵本が生まれました。





表紙を開いた瞬間

その美しさに息をのみます。


五味太郎さんのお気に入りは焚き火の場面。


五感全てで感じられます。


この絵本は

小児癌を専門とされる細谷亮太先生の

多忙な日々を支える絵本となります。


細谷先生が

「すごく忙しい日々のなかで

この一冊を心休まる一曲と共にページを

めくると

気持ちがリセットされて

今日も一日がんばろうって

思えるのです」

と。


作者ユリ シユルヴィッツが

脳内で

文化、芸術を

拠りどころにしたことと重なります。


私が時々試みる

絵本と音楽を合わせる読み方のヒントにも

なりました。


絵本と音楽との相乗効果を

皆さんに感じていただきました。


こちらのショパンのメドレーより

一曲目のエチュード第一番と有名な別れの曲を

合わせて。

作者のユリ シユルヴッツも

ショパンも共にポーランド出身です。


皆さん

お顔がとろん。


細谷先生の翻訳絵本を続けて読みました。



固い伝え方をすると「行動分析」を皆さんと。

先生方と共有できますように。


寂しくて

荒れてくる子ども達の気持ちを感じ


共感

だけで終わらせずに

子ども達が

自分の気持ちを言えるように

助けを求められるように

自分を律して、よりよく生きるように

行動や言動を

修正していく。


言っていいんだよ

助けを求めていいんだよ

そうして

自分で切り拓いていくんだよ

と大人が示していきましょうね

と。



そのためには

大人もそうありましょう

言葉にすること

助けを求めることを自分に許す。


意識して日々自分でケア、手当てしていく

小さなしあわせ を自分に許しましょうね

と。



次の2冊は大人にもストンと落ちます。

子ども達が離さない絵本を

種を蒔くように何度も読みたいのです。



主人公のぼくが

噛んでいる鉛筆

ちぎった消しゴム

の挿絵を


「あ〜」と抱きとめ


怒ってばっかりの

お母ちゃんや先生を

「ごめんね」って言えたお母さんや先生を

ヨシヨシするような、まなざし、包容力、母性で

見つめてくださいます。




これを自分に許しましょうね

と。



平和の原点。

こんなふうに

そこにいることの

かけがえのなさを喜んでもらえた子は

安心して挑戦して、失敗を経験として

ナイストライを重ねます。

人は本来成長したいのです。



この男の子が

「ぼく もっともっといい子になります」と

誓ったように。


書いてくださった感想は大切な物語。


今は三人のお父さんになられた息子さんの

不登校時代のことを書いてくださり

その優しいお父さんぶりに

この闇も大切だったと振り返られる方



講座の後に

「娘に可哀想な子育て してしまった

 今日の話 聞いて育てたかった‥」

と涙をためて駆け寄ってくださった方。


そのお気持ち

どうぞ伝えてみてくださいね。

涙される娘さん、息子さん多いんですよ。

いいお母さんです。




ひ孫にどんな絵本を選んだらいい?

おすすめ絵本をお伝えしてからも

この絵本をメモられている感性が素敵です。


「知らなかった

 絵本って、こんなんって知らなかった」


「シリーズで聴きたいです!」


皆さんの言葉や表情に抱きしめられました。


最後のミュージックケアは

キャンドルを灯して。


お部屋のカーテンを閉めてくださったので

キャンプファイヤーを囲んでるみたい。




心優しい大人が地域に増えて

寂しくて荒れている子どもや

大人の心が壊れてしまうまでに

絵本心のスパイラルが大きく育てましょう。


その人その人にしっくりくる主人公に

言葉に

絵本

物語を通じて出会っていただけると

幸いです。


ずっと時期を待ちご依頼くださった先生に

感謝しています。

ぽっぽさん

ずっと応援してくださること

心強く思っております。

ありがとうございます。



ご紹介した絵本、クーヨン

絵本屋つきのあめから

お届けします。


工藤さんが送ってくださった貴重な絵本

ラスト2冊、

旦那様のが実家から届けてくださいました。

                 1200円





平和を考える絵本講座など

テーマに合わせた絵本講座

ゲストティーチャーなどのご依頼などなど

お受けいたします。

お問い合わせくださいませ。