朝ドラの千代ちゃんを見ていて

印象に残っているのが

時折ちよちゃんに届く

花籠なんです。

 

当時はこんな花籠を届けたのですね。

 

和風の籠に

和花が美しくて

 

心に浮かんだ絵本があるのです。

 

 

 

鉛筆画の絵本。

 

ハル

という女の子の生涯を描いた絵本です。

 

ハイハイしている

赤ちゃんのハルの中指のつけ根には

2つのほくろがあります。

 

「きっとこの子は

器用でしあわせになるよ」と

みんな言うのです。

 

 

私がすごく好きで

千代ちゃんの花籠のシーンのたびに

思い浮かぶ場面。

 

 

 

ハルが

かごを編んでいると

 

いつのまにか

知らない男の子が

のぞきこんでいるのです。

 

「そのかごをおらに くれねえか

 

 いもうとの みやげにしてえ」

 

 

いい台詞でしょ!

いがぐり頭の男の子なのに。

優しいなって。

 

 

ハルちゃんが

これまた素敵で

 

 

かごいっぱいに

たんぽぽやれんげのはなを入れて

わたすのです。

優しい。

 

 

私の記憶の中では

鮮やかな黄色や赤紫色が

差し色になっていましたが

 

この場面もモノクロでした。

 

 

幼い二人だけど

まだ

映画みたいな

台詞が続くのです。

 

 

「器用な手じゃな。

 ほくろの目印があるから忘れないぞ」

 

 

「私も忘れない」

 

 

ちょっとした一言

ちょっとした心遣いが

心をふくらませて

心をつないでいくのですね。

 

運命さえ動かしていくのです。

 

 

 

この後

ハルには試練の時が続きます。

 

絶望のときは

その手で

悲しみを覆い

その手で働き

 

 

我慢を重ねた時は

きっとぎゅっと拳を握りしめたでしょう。

 

おしゃれする余裕などない

ハルの生涯ですが

 

盆踊りで踊るハルの手の美しさは

見る者の心をとらえ

 

青年も

その手を忘れられなかった。

 

 

ハルの器用さ

いえ、丁寧さ

人柄のあらわれる

所作の美しさに憧れます。

 

 

映画みたいな1冊です。

 

 

このドラマチックな鉛筆画絵本を読むと

恋しくなる方のブログがあります。

 

鉛筆画に一目惚れして

タイタニックの映画を語り合って

心揺さぶられる台詞

「飛び込むときは一緒」

を語り合って…。

 

嬉しいサプライズブログ。

 
タイタニックの
ジャックとローズ。
 
ジャックに絵の才能があったから
二人は愛しあえたのでしょう。
 
 
鉛筆画は
ドラマチックです。
 

この 赤い光が

ハルを護る 見えない力。

 

私達も

こうして護られ

縁をつないでもらっているのでしょう。

 

 

 

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