この日の講座のウオーミングアップに

急遽選んだのが

 

 

 

 

 

ねむりひめを

子ども時代に読まれた清水眞砂子さんは

 

お客様を招くとき

一人だけ違うお皿にならないようにと

心に誓うのは

人の恨みの重さ深さの怖さを知ったから

 

王様の姫を思うあまりの用心深さが

引き出す悲劇とも

第五信でふれられています。

 

 

 

姫に呪いをかけた占い女は

金の皿が12枚しかないという理由だけで

呼ばれなかったのです。

 

やはり気の毒に思います。

原因があっての

結果です。

 

ねむりひめ には

生きるうえで指針となる

戒めを感じます。

 

 

 

 

何より

清水眞砂子さんの読み解きが響くのは

 

 

「静かに時の満ちるのを

        待つことがもたらす

              喜びの奇蹟」

 

 

この言葉を

深く読みあう時間となりました。

 

 

時がくるのを

待たなければならないことが

ある。

 

時をかけないと

見えてこないものが

ある。

 

時を必要としても

満ちた時に

見えてくるものはギフト。

 

 

 

長い時をかけて

見えてきた光を

みんなで喜べる時間となりました。

 

 

同じねむりひめでも

荒井良二さんの絵本は

内容は原作に忠実でありながら

軽やかな荒井良二さんワールド。

 

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絵本とエピソード

 

ねむりひめが目覚める場面

この絵本では

「私はあなたをおまちしていました。」

 

結婚式での

台詞も読んでいてしあわせになります。

 

 

この日

予定外で読んだ

ねむりひめは

思いがけない展開へと

私達を連れて行ってくれました。

 

 

 

長く読まれている物語には

 

人の気持ちを考えること

傲慢になっていないかと省みること

 

時間が必要なこともある

だけど

積み重ねた先には

奇蹟 が、ちゃんとあること….

 

そんな先人の知恵がまぜこまれています。

 

 

むかしむかしの

物語を書いた人達は

生きていると必ず

困難に

サンドペーパーでこすられる様にして

磨かれることを知っていたのでしょう。

だから

物語を書いたのです。

 

 

その知恵と思いやりは

今の私達にも

やっぱり必要なのです。

清水眞砂子さんは

繰り返し綴ってくださいます。

 

この日読んだ絵本です。

 

 

 

 

続きはまた改めて。

 

 

 

チューリップ赤清水真砂子さんに絵本を重ねる

 第七信

 「質問するってめんどうくさい?」

 

 2021/3/28(日)14:00-16:00

   受講料 2000円

 

クローバー聴講をメインに参加される方もお受けしています。

Zoomが心細い方も初参加が心細い方も

サポートさせていただきます!

心優しい方ばかりの

小さな集まりです。

 

 

りんご個人での読みあい、選書などの御依頼も

楽しみにお待ちしています。

リモート絵本講座で読んだ絵本も

読みますよ。

 

いろんな参加の形

リクエストが嬉しいです。

ありがとうございます。

 

講演会などの御依頼もいただいております!

御依頼お待ちしています。

 

 

 

 

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