今日は八月十五日
終戦記念日。


今年は想像もできなかった春を経ての夏。


何らかの我慢や不自由を重ねる今年は
今までより75年前を
想いやすいのではないかと。


とべバッタやちからたろうの作者
田島征三さんは
大阪堺大空襲を経験された方です。




モノクロの人が行き交う中表紙


国のために戦え
命令だから人を撃つ
愛おしい愛おしい息子を送り出す
お母さんの姿

同じようにモノクロで描かれています。


爆死した ぼく の描写は


黄色とオレンジ色のバックに
血肉色のかけらとなり飛び散ります。



亡くなったこともわからない ぼく は
薄暗い深い水の底にいるみたいです。


でも ぼくの こころが
なにかを感じはじめ

ぐるぐると渦を巻くような
だけどその中心には
おなかの中の小さな赤ちゃんみたいです。


ぐるぐるの ぼく は
どこへでも行けるようになります。



悲しみにくれるお母さん
怒り立ち復讐を誓う弟

弟の怒りの表現は
怒り色で

   ゆきばもなくどろどろと
     うずまく いかり

よじれて長く腕から手のようです。


ふと
自分が怒りや嘆き悲しみに
支配されていた頃を
思い出してしまいました。

少しずつほどけてはいるけれど

きっと もっとほどけていこうって
思います。



戦争に行く弟

食い止めようとする ぼく は
泣いてるみたい。

どろどろと描かれている
戦う姿は
敵も味方も同じ色。

亡くなった姿も色もみんな同じ。



魂となって昇ってくる姿も同じです。
ぼく の色みたいです。



弟も戦死し


母さんの悲しみが
見開きページいっぱいに描かれています。


   どんな いかりよりも
  つよく ふかく はげしい かなしみ



涙のしずく
ひとすじの涙

どころではない
パイプのような
こぶしを握る腕のような

海みたいな色のバックに
深い青い色のグラデーションで。



中表紙に描かれていた
モノクロの人達に
大人にも子どもにも

沢山の ぼく が必死で伝えています。


   あなたとおなじように
   いきていた ぼくたちのことを


今朝の新聞での
ちいちゃんのかげおくりの作者
あまんきみこさんの記事


「私の遺言です」の言葉が重く響きます。


今夜は三浦春馬さんのドラマも。


やっぱりすごく胸が痛みます。


戦争を経験した人が語れない時は
必ずくるから

「100年前にね‥」と戦争経験はないけれど
語れる人がいる事が大切
という新聞記事を読み

そうだなぁ
それならできる
と思いました。

私よりうんと若くて幼い人達
そんな人達のそばにいる人が

自分達の問題として聴いてもらえるように

この人の話を聴いてみよう

と思ってもらえるように
伝えていけるようでありたいと思っています。


直太朗さんの歌う反戦歌であり
大切な人を想う歌です。

  ただ あなたに会いたくなるの









👒リモート絵本講座
 清水真砂子さんに絵本を重ねる
著書「大人になるっておもしろい?」
を地図にしびれる清水さんの言葉から
心に浮かぶ絵本を読んでいきます。

 

日時 2020年8月29日土曜日14:00-16:00

受講料 2000円


ご家族親子で参加されても一律2000円で

受講していただけます。




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