奈良市立西部公民館での
絵本講座は昨年六月に続き2回目、
新しい出会いと
再会に胸が高鳴ります!


お申し込みくださった方の年齢層は
20代から80代まで‼︎各世代、まんべんなく
お申し込みいただいているとのこと。
職員さんも初めての経験‼︎と
私も同様です。
夢のような時間です!


いつもながら丁寧な広報に
頭が下がります。
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ここからもう始まっているのです。
ご予約くださった方への職員さんの
優しいまなざしに
いい時間にできる!
と熱くなります。



さて当日。
リラックスして聴いていただけるように…

よーい どん!で
参加者さん同士、どんどん握手を交わして
いただきます。
お互いのお気に入りの方を教えっこしながら!


皆さん、初対面の慣れない場で
とまどわれていましたが
やっぱり自分の大好きな人の名前を言うと
笑顔になります。

私が握手させていただいた方は
例えば

嵐の大野くん
小雪さん
吉永小百合さん
羽生弓弦くん… !…。

皆さん…、
ものすごくもりあがってにこにこ、うるうる
ストップをかけるのが申し訳ないような。

いい感じ…!


そして恒例のたからものの歌を
ペアで歌いっこ。

この日のパートナーと
お互いに精一杯の気持ちで
名前を呼び
     いい子
     とっても大事な子
     宝物   なんだよ
の言の葉を手渡しあいます。

ますます表情はとろけ
涙される方も、いつもながら…。

このしあわせなきもちが
誰かに何処かに循環するのです。



たっぷりウォームアップをして
絵本の世界に…。



この日読んだ絵本は


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ブログではご紹介した絵本です。



一冊目は長谷川さんの
「おかあちゃんがつくったる」
クスクス、ケラケラから
しんみり、涙ポロポロ

だけど衝撃のラストに
皆さん泣き笑い、裏表紙で心ふっくら
改めて表紙を見ると物語と再会、です。

前回の講座で読んだ
絵本は初めての方と、
出会い直しとなる方も。

出会い直しの味わいや
前回の講座のエピソードを
知っていただくことで
この公民館で絵本が育っていきます。



今日のブログではこの日読んだ
こちらの絵本を。


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作者、ミロコさんは若い作家さん。
私は情熱大陸でこの絵本を知り
出版を心待ちにしていました。


   


    てつぞうはね わたしのねこ
     

    てつぞうはね ハムとパイナップルが大好物
    ねたふりしながら
        すこしずつ ちかづいてくるよ
    

というように
てつぞうはね …   〜だよ。

という繰り返しが心地よく続きます。

虫の居所が悪い時や
気持ちが落ちている日も
この心地よい繰り返しが気持ちをあっためて
くれます。
おこりんぼ母ちゃんで
我が子に優しくなれない日も
親子の空気を変えてくれる
「仲直り絵本」と私は呼んでいます。


おにぎりみたいに白くて太っていて
どんなにお茶目で
悪くて、かわいいか

どんなにてつぞうのことが好きかの
繰り返しを読んいくと
私達までてつぞうが愛おしくなってきます。


この絵本を選んだ理由は


     はるの てつぞうはね
     さくらがちるのをおいかけるよ

の見開き2ページにわたる
さくらが咲きほこり
てつぞうが桜吹雪を追いかける場面の
美しさ です。

今の季節に読むと一層味わい深いです。



命を燃やすように咲き
散っていくさくらのように
てつぞうは8回目の冬に動かなくなります。



言葉のないページを経て…。



きようだい で捨てられていた
こねこが、やってきます。

てつぞうのトイレをつかい
てつぞうのお皿で食べ
てつぞうみたいに洗面台で寝て
てつぞうみたいに桜吹雪を追いかけます。


満開のさくらの中に
てつぞうの姿が見えるのが嬉しいです。

きっとこんなふうに見守っていてくれる…!
と私は思うのです。


裏表紙の帯の言葉が
深く響きます。



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さくらが芽吹いて
散っていくように

命にも
必ず終わりがあります。


そんな限りある時間を見つめる絵本をたくさん
読みあいました。




濃密に過ごした時間を
収めていけるように
いつものミュージックケアでお別れします。


この日はもうひとつ。

今日の時間を経て
ご自身が今、求めている言葉を
カードに書いていただきました。

そしてその言の葉が必要としている方にも
届くような小さなセレモニーで
終えることができました。



皆さんからいただいた感想や
語ってくださった想いを振り返ると…

その凛々しさと大人としての美しさに
私達は心打たれました。

最後のカードに言葉を書かれるている
一分の姿は本当に美しく

その言葉の一つひとつが
深く響くものばかりでした。


「友だちを誘ってくる場ではないと思って
一人で来たんです…。」と
言われた方の御自身との向き合い方が
美しく連鎖した時間でした。


心の深いところを書いてくださった感想を
読ませていただくと
抱きしめあえた想いです。




今日の物語はこれでおしまいです。

今もしあわせな余韻の中にいます。

皆さんの涙や共感のまなざしに
精一杯の日々のがんばりを感じました。
短い時間でも、ほっとできるひと時を
御自身に許してくださいね。

感謝をこめて…。ごきげんよう。



 
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本の帯の裏でじゃばら絵本にできます。


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