ごきげんよう。



今日の絵本は自分への応援のために買った
絵本でした。

いい人でいたい
ええかっこしいの私と決別していくきっかけと
なった絵本と私の清らかではない姿を
カミングアウトしたことがありました。


その後もオカンの挑戦は続くのです。



しんどくなる時もありましたが
子どもに見せねば!
の一心でその時その時の着地点を
見つけていきました。


わが子に
「何があっても身方やから‼︎」を
伝えようと思ったら

今日のお母さんのキャラがいるんです。





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美しい版画絵本です。

季節的にもぴったりかと。




久しぶりに読み返しましたが
当時はこの版画の美しさに浸れる私では
ありませんでした。

今は本当に美しいなぁ とうっとりしています。




かばのお母さんと子かばのヒッポの物語。


小さなヒッポはお母さんの側を離れたことが
ありません。

安心して ゆるりと子ども時代を満喫です。

この時期、この経験大切ですね〜。

なんだか子育ての時間の流れ方も早くて
子育てを痛々しく感じる時があります。



このかばのお母さんの子育ては


「一番大事なのは これ‼︎」ときっぱりと
わかりやすく示してくれる物でもありました。




ヒッポがかばの言葉をおぼえる時がきます。


      「グァオ、ヒッポ!」と、まず
         お母さんが ほえてみせます。


        「グァオ、 こんにちは!」

         「グァオ、あぶない!」

         「 グァオ、たすけて!」


親子で何度も練習します。


     「いいかい、ヒッポ、グァオが
           とても だいじなのよ。」


このお母さんのたくましさに
憧れた若き日の私…懐かしいわぁ〜。



     おかあさんのそばに いさえすれば
     ヒッポは こわいものなしでした。

赤い口の中を見せているワニも近くに
いますが…。




おとなのかばたちが どろにうまって
眠っている時

ヒッポは1人
水面に遊びに行きます。


水の中にはワニやピラニア。


大人もドキドキしてきます。





波ひとつたてずに近寄る わに…。




見開き2ページに

ヒッポのしっぽにかみつき
ぐいぐい 深い水の中へと 引っ張る わに。

必死のヒッポ。




   「グ グッ グァオ! たすけて!



かなりの迫力です。



次のページがまた すごいです!

おかあさんが 聞きつけ ほえます。

1ページいっぱい おかあさんの
大きな大きな口全開、牙丸出しで


「グァオ、ヒッポ!  グアオ わに!


次のページは圧巻!



   おかあさんかばは わにをおおきな くちに
   くわえ、ふりまわし、ほおりなげました。

   わには ひめいをあげ ヒッポをはなしました。


わにが ひっくり返った格好で
おかあさんの口で持ち上げられてます。



強い!
ホントにお母さん ものすごく強い!




ラストのページが私のお気に入りで
ヒッポがものすごくお母さんに怒られてます。


  「わすれちゃ だめ!
      ちいさな かばは どんなときでも
    『グアオ』って さけぶのよ!」


グアオ!おかあさん!」

助けを求めることは大切です。




息子を育てながら鍛えられていきましたが
極め付けは娘です。

あっけらかんとした娘が
どんどん閉じていってしまった時期が
ありました。

自分が怒られていなくても
人への暴力、不誠実さでダメージを受ける
子もいるのが 暴力の怖さです。



ある日かかってきた電話で

不誠実な言葉が続き…


それまで 何とか穏便に…
何とか平和に…と思ってきましたが

私はこのかばのお母さんのように
なってしまいました。


どんなに娘は怖くて
この人の言葉や振る舞いに何ヶ月も
打ちのめされていたのかがわかりました。




「ひとの大事な娘に ……‼︎」と
大爆発。


怒りに震える私に
何故か笑いながら
「お母ちゃん この人みたいやった!」と
新聞に載っている
吉本新喜劇の未知やすえさんの写真を見せる娘。


アチャ〜〜と思っていると
何故かその時を境に持ち直した娘。



娘を守りきれてなかったんだなぁ と
感じました。
ごめんね。


高校生になり
ホントにやれやれです。



決してほめられたことでも
おすすめできる方法でもないのですが
私はこんな立派ではない母ですよ、と

読者さんのりもっちさんと
やり取りした事があって

関東にお住まいの真面目なりもっちさんは
「未知やすえ様を存知上げないので
   ネットで見ておきます」と。


ふと思い出し未知やすえさんのキレ芸
観てみたら 

かばのお母さんの迫力 こんな感じです。


好きなんですよね〜未知やすえさん。
笑いは共感からうまれます。


生きていくのも
子育ても 綺麗にはいかないものです。



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逞ましいお母さんの足元の蓮の花に
心惹かれます。

私のサバイバル人生を蓮の花に
たとえて下さった敬愛する臨床心理士の先生…。

泥の中でも咲けるのよ…と。


こんな美しくないけれど
そうありたいですね。


大好きな花
やはり読者さんの佐月さんが
(2017 6/17咲いた!)
咲くときに ポンと音がしたと …。

森野さかなさんも 
取り上げておられました。
(2017 6/12 泥沼から)


かばのおかあさん 
素敵です。


今日の物語は これでおしまいです。

かばのおかあさんも
いろいろあって強くなったのかなぁ



ごきげんよう。


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