ごきげんよう。
今日の作者は 文字のない絵本を得意とされる方です。
大人は もちろん、赤ちゃんも じっと見つめる絵本です。
路上でアコーディオンを弾くことを生業としている おばあさんの物語です。
寒い イブの朝にもかかわらず お金が底をついてしまいました。
街で演奏しますが 朝から何も食べていないおばあさんは 座りこんでしまいました。
どうしようもなく アコーディオンを売りに行きます。
アコーディオンにキスをして お別れするおばあさんに どれほど大切で大好きなものとのお別れであるかが伝わったきます。
身を切られる思いで 手にしたお金を ひつたくりに 持って行かれます。
そのひつたくりは 教会の寄付のお金も 持ち去ろうとしますが…
おばあさんは なんと 取り返し そのお金を戻しに教会へ
荒らされた教会で マリアさまを始めとする お人形を丁寧に 元に戻します。
もちろん なんのためらいもなく お金の入ったバケツも 戻します。
そして おばあさんは 倒れてしまいました。
奇跡が おきます…！
さっきまで ベットに寝かされていた イエス様を
マリア様は 抱いて連れて来ています…！
奇跡は 続きます。
おばあさんの手を握る マリア様が美しいです。
みんな どこへ駆け出していくのでしょう。
二班に 別れ…一旦 教会に 寄って 自分達の財宝を
売ります。
お金に 変えると
そのお金で アコーディオンを 買い戻します…‼︎
残りのお金で…
スーパーで買い出しです…‼︎
そして 合流です。
小屋は温められ 蒔がつまれ もみの木も 用意されました。
お金の箱も なんと 取り返しています…‼︎
部屋に 全員が 集まると…
傷んだ床を直し
ツリーを飾り
温かい お茶に クリスマスのご馳走。
笑顔で チキンを焼いています。
マリア様の 存在感…ずっとイエス様は 抱いたままです。
おばあさんに 命を吹き込んでいるようにさえ思えます。
おばあさんの手を 余韻たっぷりに 離します。
別れ難いのでしょうか…
目覚めた おばあさんの 驚きと 喜びが 伝わってきます。
部屋の暖かさも…。
クライマックスは…
ご馳走を 食べ 喜びの演奏です。
おばあさんがアコーディオンが大好きなのに 売らなければならなかったこと、
おばあさんが ひったくりにあったことも、お金を取り戻したということは ひったくりの居どころも…！
全部 イエス様達は ご存知だったということです。
裏表紙を見ても 幸せな気持ちに なります。
ご馳走のいい匂いと アコーディオンの演奏も…
幸せなな 奇跡が たくさんおきますように…
今日の物語はこれで おしまいです。
また 明日…。
