二年前、
初の「クリスマス ナイト」講座の テーマ絵本。

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サンタさんは 何をしているのか 
読み進めると わかります。


このおうちに、どんどんお客様が泊まりにくる
物語です。

両家のおじいちゃん おばあちゃんから。

ご近所さんも 泊まりにきます。

子どもの友達も泊まりきます。
子ども部屋でキャンプ気分!


みんな 何かしらお土産を持ってきます。

ご近所さんは クリスマス プディング!

このイメージのプリンは 
私達のクリスマスナイト講座の 
大人気デザートです。


どんどん お客様が やってきます。

赤ちゃん連れのお母さんの友達も。

流しにクッションを入れて
赤ちやんのベットを作って
寝かせたあたりから 
子ども達の表情が ニヤリ
パーッと明るくなります。

大人の表情も ゆるみ始めます。

もう ここからは 子ども達の夢を引き受け 
物語がどんどん ぎゅうぎゅうづめに
走り出します!

どんどん泊まりに来るので

廊下にも寝ます。

 バスタブもベットになります。

痩せたおばさん達は食器棚で

太ったご夫婦は
暖炉の上や出窓に。


子ども達 「うわ〜〜‼︎」

大人も クスクス クスクス。


この 太ったおじさまの お願いの台詞には 
「え〜〜っ‼︎」と大人からも 声が あがります。



おやすみなさいの時間。

読みあいの師 
村中李衣さんの娘さんの言葉で
この絵本が 
私のかけがえのない一冊となりました。


娘さんが
「お母さんが 誰にもベットをわたさなくて よかった」

 と 言ったそうです。

当時 まだ小学生で
どんどん お客様が やってきて
 部屋という部屋が うまっていく中で
お母さんは どうなるのだろう…と 心配されたそうです。

そして わが子と一緒に寝るものの 
ゲストをよそに
 お母さんは いつも通りに自分の部屋で
自分のベットで眠ります。

このお母さんだから 
この物語の クライマックスの
泊まりに来た人達とのご機嫌な時間を
迎えられるのでは…と
李衣さんが話して下さいました。


「自分に 必要なものは 持っていていい」

と いう考え方が心に

自分もOK
相手もOK
のそれぞれの
さじ加減を見つけていきたい。



お母さんの サンタに宛てた手紙が 
玄関のドアに貼り付けられます。
これが こじゃれているんです。


         サンタクロース様
     このいえには18人の子どもがいます。
     どうぞ 一人もお忘れなきように

     追伸
     流しの中にも一人います。

このお母さんが とても好きです。

サンタも また 豪快に くつ下まで脱いで 
足の指も使って子どもの数を 数えます。


見開きニページの
お家の見取り図がとっても楽しいです

子ども達、前のめりで 夢中です。

ゆっくり じっくり見たい場面です。

大人も 子どもも 
流しの中の 赤ちゃんが気になるようです。


一夜明け


みんなが持ちよったお土産総動員で 
大パーティーです‼︎


クリスマスナイトは この雰囲気を目指します!

せまい支援センターの台所で
大人も子どもも ぎっしりを 楽しむのです。


お母さんが 自分のベットで 
ぐっすり眠ったから
こんな 賑やかで
 みんながご機嫌な パーティーができるのでは? と いう李衣さんの言葉でした。


大事な人、家族、特に 子ども達に
 笑顔でいるために、
そのエネルギーとなる物や時間、空間を 
持っておくことは とても大切だという 
価値観を私は 知らずに育ちました。


母は 率先して差し出す人でしたが 
いつも疲れて不機嫌でした。

私が機嫌よくしていると
不機嫌だった理由がわかりました。

母が 機嫌よく 笑っていると それだけで
安心でした。


この絵本で 
自分のご機嫌は自分でとる

自分のメンタルを自分でコントロールする
という
価値観を知りました。


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裏表紙には お客様が持ってきてくれた お土産がズラリです。


がんばらざるを得ない時は あります。

だからこそ 「明け渡さない ベット」を 
大切にしたいです。

そんな気持ちを大切にして 自分の事も 
結果 人の事も 大切にできる、
このお母さんのようで ありたいです。
 
うまく 伝われば 嬉しいのですが…。



楽しいクリスマスにする アイデアが 
絵本には たくさんあります。

明日も お楽しみに…!


今日の物語は これで おしまいです。