ずっと行きたかったクレヨンハウス東京に
やっと行けました、

絵本選びや お店も楽しみでしたが
店長の吉村さんに 会いたくて。


東京店に転勤され
10年以上たつと思いますが
大阪店で 本当にお世話になりました。


運命の本との  出会いも
吉村さんの おかげ。

そして 絵本を 大人に読んでいきたい
と 強く思う きっかけも くださいました。


ある日 吉村さんが 絵本を読んでくれました
食わずぎらいだった絵本。
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読んでもらうと 1ページごとの絵が
普段と 違って見えました。

拡がるような
浮きあがるように。

今でも 読んでもらった時のこと 覚えています

何より 吉村さんの声が
記憶に 残っています。


当時 私は とても 辛い状況が
幾つも重なる中での
子育ての日々でした。



大好きになった
この本を
長男と 何度も読んだのでしょう
親子で 覚えてしまいました。


長男を幼稚園のバス停に 送った後
無事送り出し
差し障りのない会話に
くたびれてしまう

家事の合間
なんだか くたびれた時

1人でも パラパラと この絵本をよく開いて
何かを チャージしていました。

吉村さんに 読んでもらった事も
支えになっていました。

おかあさんみたいに
優しい吉村さん

この 青い 色調も
とても 心に合いました。
当時、原色は目も心も痛いように感じて.


読みやすくて 声に出して 読むと 
心地よくて。



       一週間すぎ 二週間すぎ

       ひとつき ふたつき 日がたって

       一年と 1日航海すると

        そこは かいじゅうたちの いるところ


この 繰り返しの 言葉が 気持ちよくて

息子を乗せて 自転車をこぎながら
私が 

「一週間すぎ」   と言うと

ママチャリの後ろから
息子が
「二週間 すぎ」‥と言葉で 追っかけてきます。

元気が 出ました。



家事をしながらも 
反射的に 言葉を返してくる
息子が おもしろかわいくて。


台所から「一週間すぎ」と私が突然叫んでも

二階から でも
「二週間すぎ」と 反応する息子が愛おしい。


声変わりした頃に
「一週間すぎ」と ふっかけると

「二週間すぎ もぉうるさい!」

と かえってきました。
いい 思い出    これも ギフト。



   やさしい だれかさんのところに
      かえりたくなった

のページで気持ちが キュッと なります。


仕事で 読むと
この場面で必ず 誰かの

「ママや‥」

の 声が どこからともなく
聴こえてくるのです。

みんな キュッっとなって
子どもはお母さんの膝や胸の中に

お母さんもふんわり抱けるのです。



最後の

  「まだ ほかほかと あたたか かった」

で おさまりよく コトンと 物語が 
おわります。


途中 数ページの 「かいじゅうおどり」が
あるから なおさら 心地いい。


この 長い 「かいじゅうおどり」を
当時 子どもの 反抗期と とらえる 読み方も
あると 知り
なるほど、と。


今は なんだか 次から 次へと起こる
子どもの 悩みごと 困りごと
自分の もやもや うつうつ ペコンペコン

簡単ではないけど
「あーー また かいじゅうおどりに 突入かぁ」
と やり過ごし 今に いたる です。



子どもも きっと いっぱい 大変なことが ある
そして 大人も‥
大人と子どもの間にいる 悩み多き方も。


凹んで 折れそうになるけど
かいじゅうおどり の 時期を
なんとか やり過ごしましょうね。


泣けてきたり
自分が イヤになったり
心細く なったり‥

そうやって どうにか こうにか 
越えていく中でしか
つかない力や 見えないものがあるので
糧に していきましょう。


次回は 私の 運命の本

初めて吉村さんに会った時
仕事での悩みごとを相談したら
教えてくれた本。

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私を救い 支えてくれ
ぼろぼろです。

さて 
何歳までは 夢のなか  でしようか
クイズにするしかない表紙です。




絵本屋つきのあめ
からお届けします。